6V6 ダンブルODS



先月、22日(土)に峰岸師匠に無理を言って、購入されたばかりのダンブル
オーバードライブスペシャルを試奏させてもらいました。

世界に2台しか存在しない出力管に6V6を使ったダンブルODSであり、もう
一台は、あの巨匠ラリー・カールトンが、愛用しています。


ダンブルオーバードライブスペシャル!with 長澤特製キャビ

ダンブルODSといえば、通常6L6を使用しており、6V6を使うことはあり
ませんが、ラリーのオーダーで6V6を4本使用して50Wのアンプを作ったと
いうものです、笑ってしまうのは、峰岸さんが、「2台作らせて当然良い方を買
ったはずだから、これってラリーのダンブルより良くないんだよねぇ。」とおっ
しゃていた事です。(笑)良くないったって、僕らが、聞き分けることは、かな
り困難であることは、言うまでもありません。もともとフェンダーのデラックス
をグレードアップしたイメージでオーダーされており、レコーディングで扱い易
いアンプという要求があったようです。出力も50W/25W切り替えできます
し、エフェクトもコンソールでかける前提でエフェクトループも直結にされてい
ます。シリアル0171、 1989年の製造の一品です。


リア・ビュー、エフェクトループが、つぶされてます。

今回は、長澤さん製作のバスレフタイプでEV12S搭載のキャビを使いました。
ギターは、59年ES−335と自分のJBストラトで行ったのですが、やはり
このアンプは、シングルより、ハンバッカーとの相性が良い感じです。

大変短い時間によるインプレッションであるので、第一印象程度とお考えいただ
いて、試奏した感想ですが・・・、

「6L6と直接比べた訳ではないので正確なことは言えませんが、6V6という
特別なアンプという感じではなく、やはりダンブルODSであり、特有の倍音や
立ち上がりがある。」

「オーバードライブサウンドが素晴らしいのは、もちろん!クリーンとドライブ
の微妙なボーダーでの音色が、やはり素晴らしい。」

の2点でした。

購入時に6V6ということで随分悩まれたそうですが、(マイナーな球であるた
め、入手が困難!)レアものに弱いという事で(爆)購入を決めたんだそうです。
#Two-Rockの片岡会長は、6L6のダンブルを薦めたとのこと。

いずれにせよ、面白かったのは、このダンブルを購入する過程で、購入資金が、
不足していたところに、ちょうどビンテージ・モズライトを売ってくれないか?
という話が、舞い込んできてこれ幸いと売る約束をしたんだそうです。
全く持って楽器との出会いとか縁とかを感じる話ですね。(^o^)

2002年7月1日

平川丈二は最近こんなことを考えている!
Back to 平川丈二Home