11年ぶりの中国出張


上海万博のマスコット、スネオくんです。(うそ)

11年ぶりに中国へ行ってきました。
久しぶりの中国は、大きく変わった印象で、以前は香港と中国本土との境がはっきり分かったもの
でしたが、本土側にも変わらず高層ビルが立ち並んでいたのが印象深かったです。また、走っている
クルマも高級車が多く、この5〜10年の間に購入したものと思われます。都市部も昔に比べ圧倒的
に綺麗になっており、道路に落ちているごみの量は1/20以下くらいでしょうか?
高層ビルなどを建てる際に用地買収などで普通苦労すると思いますが、こちら中国は簡単に立ち退か
せてガンガンビルを建てられるのが強烈です。今回は、香港から東莞へ移動し、数日仕事をし、上海
で週末を過ごし某展示会を見学して帰国しました。以下に面白かった事などを書き綴ってみたいと
思います。


中国本土への入国ゲート

中国本土への入国ゲートその2

中国本土入国
香港国際空港から高速で東莞へ向かいました。高速も島を繋ぐ橋など凄い進化です。
約1時間程で国境に着きます。クルマに乗ったままイミグレを通過します。(笑)
2つのゲートを通るのは、多分、イミグレと税関なんでしょう。後のゲートでは、トランクを開けて
通過しました。で、その時今回買ったばかりのスーツケースを落とされて入国5秒で傷入りになって
しまいました。orz

入国ゲートの先は、シンセンの街です。ここで自分の中国本土のイメージは、塗り替えられました。
まぁ、経済特区とはいえ台湾並、いや新しい分台湾よりグレードが上に感じられます。多分比べる
としたら、シンガポールと比べるべきなんでしょう。街中のホテルみたいな建物地下で行き先別の
クルマへ乗り換えます。東莞までちゃんとした高速道路があって感心しました。

仕事の話は詳しくは書けませんが、これまで楽器に関連する仕事ってほとんどしたことがなかったの
ですが、初めて楽器業界の人と仕事をすることになりました。アメリカの楽器店としては、最大手の
サムアッシュとお仕事をしています。今回始めてサムアッシュの社長さんとお話をしましたが、なん
でもチューブスクリーマーというネーミングは、この人の命名らしいです。ギターの話になり僕がジ
ェフベックが好きだと話すとロニースコットクラブのDVDは、素晴らしかったと言ってました。
笑ったのは、好きなギターは何?って尋ねると「ストラト、テレ、PRS,・・・」全部かい?と
突っ込みたくなりました。(笑)多分あらかたのものは、ご所有だとは思いますが・・・。


東莞のホテルにて(笑)

さて、中国での生活ですが、朝ホテルで食事をしますが、湯麺を食べることができるので毎朝食べて
ました。(笑)朝っぱらからどうかとも思いましたが、慣れたら止められません。すっかり増量して
しまいました。あと、焼きそばとチャーハンも妙に美味しかったので油の摂取が多過ぎだったようです。
ホテルにテーブルに置いてあったエビアンのボトルですが、1本30元もします。ちなみにホテルの外の
コンビニで売っている水は1〜2元です。でも、上海のホテルでは、1本35元でした。(笑)


上海のホテルにて(笑)


"BONSAI PIZZA" これがボンサイ味らしいです。

ホテルのレストランで食事をしたんですが、「ボンサイ・ピザ」というものがあり、ついつい注文して
しまったんですが、中身はネギとタクアンが沢山入ったものでした。(爆)意味分かりません。
こういう創作料理は、ついていけないものが、多いです。(笑)


こちらは、中国のバス。
分かりにくいですが、サイドミラーがうらめしや〜って感じです。(笑)


上海の川岸からの夜景です。中国の公園は妙に暗かったです。


"A" テレビ塔の中心付近にマーク!
航空写真にすると全然違うポイントに・・

東莞のお仕事が終わって上海へ移動しました。
今回、GaminのGPSで位置をポイントして回ったんですが、Googleマップって実際とはかなりずれて
いるところがあるのが、分かりました。上の画像は、マップ上で上海のテレビ塔をポイントしたもの
ですが、これを航空写真に切り替えると大きくずれていることが分かります。実際の座標としては、
航空写真と一致するので、マップが実際よりずれていると思われます。この場合400m以上ずれてい
るのでちょっとまずいと思います。(汗)


黄河路美食街

佳家湯包は混んでました。

上海では、ちょうど旬だということで、上海蟹を頂きました。卵もミソも美味でございました。
南京路観光の後、黄河路美食街の佳家湯包で小龍包を食べようと思ったんですが、混んでたので
諦めました。人民広場駅のセブンイレブンで売っていたおにぎりが安かったのでちょっと惹かれま
したが、何も上海でおにぎり食べなくてもいいよなぁと思いとどまりました。(笑)


おにぎり3元=約40円!


南京路の吉野家のメニュー。ここの地下に味千ラーメンがあります。


徐家匯駅の電気街ビル

で、次に徐家匯駅の電気街ビルを覗いてきました。結果あんまり面白いものもなく、ホテルで食事
して宝山路の電気街へ地下鉄で移動しました。こちらが怪しいものてんこもりでなかなか楽しかっ
たです。笑ったのは、他人のワイヤレスネットワークに侵入して勝手に利用する製品があり、結構
人気あるようだったことです。みんなが使えば、誰もネットに繋げなくなるというのに!(笑)
これって一種のねずみ講かも?


宝山路駅からすぐです。

叩き売り?

活気があります。

なんか無理やり民家で店やっているように見えます。

宝山路電気街ビル

くっ、暗い!

物干し棹が、いい感じです。

「終身免費」ってあります。(汗)

電気街のビルも妙に廊下の灯りが暗く怪しい感じが堪りませんでした。
もっともこちらで売っているものは、割とまとものものが多かったようです。


切符です。

「キター」です。

で、帰りは、お約束のリニアモーターカーで空港まで移動しました。
室内に速度の表示があり、431km/hが出るとみなさん記念写真を撮ってました。(笑)

結構揺れが激しいのでブレブレになってしまいました。

空港の本屋で結構売れ線と思われる本を置いているところに"Rape of Nankinn"を発見!
う〜ん、実物を見るのは初めてでしたが、しっかり売っているんだなぁと感心してしまい
ました。そういえば、前回(11年前でした)中国を訪れた時よりテレビドラマがかなり
洗練されていて感心したんですが、相変わらず反日ドラマをやっていたので、ついつい
見ていたんですが、捕虜になった日本の軍人が「死なせてくれぇ」って懇願するのに対
して看護していた中国側の女性が「私達は人道を重んじるので、怪我が治ってから死ん
でください」って日本語の台詞があり、危うくコーヒーを吹きそうになりました。当時
の時代考証をちゃんとやって欲しいものです。しかし、日本軍の悪役は笑えます。
日本の女性将校の残酷キャラがいてかなり面白いです。マジで続きを見たい!
こういう反日系の作品って日本でなかなか見ることができないのが残念です。


何気にしっかりしています。

でなわけで、11年ぶりの中国出張は、無事終わりました。
多分プライベートでは、中国へは行かないと思いますが、嫁さんと息子は、数年前に上海周辺を
観光で訪れています。いろいろと教わりましたが、あまり役に立たなかったですね。(笑)
二度と上海には、行かないだろうと思い、ガイドブックも図書館で借りて行きました。(笑)
予習としては、「上海歴史散歩」という本を読んで行きましたが、いろいろと大変だったんだなぁと
毎度中国史を読むと思います。そういえば、見学させてもらった業者さんの近くでアヘン戦争の発端
となったアヘンの投げ込みがあったんだなぁと思います。つくづく日本は、幸せな国だと思います。
まぁ、このまま中国が無事に成長すると思えませんが、日本もこのまま沈没してもらっても困るので
できる範囲でベストを尽くして頑張りたいものです。

2009年11月1日

平川丈二は最近こんなことを考えている!
Back to 平川丈二Home