☆すのこベッド製作



GW最終日に息子のパイプベッドの床板にカビが発生しているのを見た嫁さんが激怒して(爆)
この板を処分して代わりのカビに強いものに替えて!という緊急指令により、即日カビカビ
るんるん の板を丸ノコで裁断して燃えるごみとして翌日出して、代替の檜製のすのこベッド
を設計し、材料を金曜夜に買い込んで夜のうちに墨入れをして、土日に加工と組立をしました。
企画から完成まで僅か4日間というのは、僕自身の日曜大工人生で初めてかも?(爆)

もともと、パイプロフトベッドを購入したとき、床板がカビそうだなぁと思っていたんですが、
案の定、半年くらいで黒いカビが生えてきました。毎日まめに布団を畳まないということもあ
りますが、大抵の場合ベットの布団はそのままの人が多いような気がします。多分僕もそうす
るでしょう。という訳で、息子を攻める気にはなれません。しかしながらどげんかせんといけん
ので、カビに強い材質で通気の良い構造のものということで、「ヒノキすのこベッド」を作る
事にしました。というのもパイプベッドのフレームを再利用しないと大変だったからです。

床板を丸ノコでばらばらにした夜、ベッドの採寸をしました。あらかじめ大まかな設計をプラ
ンニングして金曜の夜近所のホームセンターへ材料の買出しに行きました。恐ろしい事に売り
場の片隅で設計の計算をしてそのまま購入し帰宅しました。なんでこんな無理をしたのか?と
いうと、息子は床板が無く、ベッドのフレームの下の床に布団を敷いて数日寝ていたからです。

帰宅後、墨入れをしながら設計確認をしましたが、案の定見逃していたネジの出っ張りがすの
この根太に干渉することが分かり、寸法を訂正しました。組む前に気が付いて良かったです。
構造と寸法が確認できたら、作業の計画を立てました。翌日朝一から作業を開始したとして、

1.板の裁断
2.ネジ穴の加工
3.やすりかけ
4.組み立て

の工程での工数がいまいち掴めません。やはり一日ではとても終わる気がしません。
最悪、翌日日曜には作業が終わらないと次の週末まで息子は、床で寝起きすることになって
しまいます。(汗)とにかく、翌日、土曜は7時に作業を開始しました。(笑)

板の裁断は、オーク材(リビングの床材に使用した残り、元々は洋酒の樽の廃材利用です)を
前日のこぎりで切っておいたので、後は、ヒノキ材のみの加工です。電動丸ノコの活躍で1時
間かからずに裁断終了!

次は、ねじ穴の加工です。
約33本のひのきの板を4本の根太に組み付けるために合計132個の穴を空けなければいけ
ません。おまけにザグリ穴付です。つまり、ドリルだけで、下穴、ザグリ穴、本穴の3回の
工程があり、×穴の数ということで、396回のドリル加工をやることになります。(爆)
まぁ、終わらない夜はないということで、午前中に始めたドリル加工は、日没までかかり、
やすりかけは、翌日に持ち越しとなりました。orz

根太は、自宅の床材として購入して余っていた、ウイスキーの樽の廃材を使ったんですが、
加工するといい香りがするんですよねぇ。 ついつい、夕食にワインを飲んでいい気持ちに
なってしまいました。 ホームセンターで購入したお安いスペイン製の赤ワインが結構美味
しい んで飲み過ぎました。


夜、加工の確認をして、翌日は朝からやすりがけです。
在庫のサンドペーパーと電動サンダーを使ってさくさく仕上げます。角を丸くしてエッジも
取っていきます。ひのきの香りが強烈で、気分はヒノキ風呂です。(爆)
結局午前中になんとかやすりがけを終え、昼食を摂って午後組み立てに入りました。

割と精度良く切れたためとりあえず問題なく組み立ててネジ止めをしました。実は電動ドラ
イバーを持っていないので、電動ドリルに電動ドライバーの先だけ買って来て付けて使いま
した。(汗)結構危なかったですが、仕上げは手で締めて完成しました。

翌週、枕元に棚が欲しいというので、残った板で棚を作ってあげました。
結構かっこいいかも?(笑)

あと、最期にパイプベッドを使う時の工夫!
「ぎしぎしと音がうるさい」対策!
最初は、ネジを締め込んで行けば静かになったんですが、結局元のようにうるさくなって
しまいます。で、接合部にフェルトみたいなものを挟んで締めれば、ぎしぎし音がほとんど
なくなります。(というか?原理的には、ミュートですね)結構お薦めの対策です。

2010年6月1日

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