オペアンプ聴き比べ



先月、会社へJRCの例の高音質オーディオ用オペアンプMUSESシリーズの開発の方が、
聴き比べデモで来社されました。僕もちょっと部署が違うんですが、聴き比べに参加
させて頂きました。

聴き比べのセットは、CDプレーヤーから光でDACへ入れてデジタルアンプで小型のスピ
ーカーを鳴らすと言う非常に小型軽量なシステムでした。DACとデジタルアンプは、い
ろいろと部品を交換してグレードアップされているそうでした。今回はDACのオペアン
プを交換しての聴き比べでした。

ソースは、クラッシックのオーケストラ、ジャズコンポ、ボーカル物、イーグルスの
ライブとかで、4580をリファレンスにMUSES01、MUSES02、MUSES8920を聴き比べました。
(一部試作品の音も聴きましたが、こちらはまだ完成度が低い印象でした)

個人的にも4580Dを自作イコライザーアンプなどで使った経験があるので、雰囲気は良
く分かりますが、MUSES01、MUSES02の違いは、多分ブラインドテストでも分かりそう
でした。ただお値段が高いので普及版のMUSES8920が気になりましたが、サンプルで2
個頂いてしまいました。(爆)

正直聴き比べは小型のシステムでどれくらい聴き分けられるのか?疑問でしたが、案外
聴き分けられそうに感じました。ただ、4580との聴き分けはともかく、5532とか混ぜら
れたら多分訳分からなくなったような気がします。(大汗)とかくヒアリングって難し
いものですからねぇ。

まぁ、JRCの技術の方と話が出来る機会も余り無いので、いろいろと仕事に関係ない話
まで聞かせて頂きました。(笑)なによりヒアリングでオペアンプを作りこんでいると
言うので、「昔の4558の艶ありと艶なしの違いは、どうなんですか?」って、いきなり
受けるような質問をすると意外と真面目に「レイセオンのRC4558を受け継いだんですが、
艶ありなしの前後でダイのサイズを変えたんだそうです。それが大きな変化点だと思う
。」とのことでした。

高音質と謳ったオペアンプが、¥400円くらいなんで普通に使いたいものです。(笑)
また、何か小物でも作りたいなぁ。

2012年5月1日

平川丈二は最近こんなことを考えている!
Back to 平川丈二Home