しまなみ海道親子旅 2015


9月3日木曜の夜、クルマに自転車2台載せて移動。道中結構な雨だったので安全第一で運転し
ました。途中三木SAで給油をした以外は、ノンストップで走って、福山SAで5時間ほど仮眠をと
って向島へ移動。

最初、息子は折り畳みの260で走りましたが、途中でOCRFへ交換。やっぱりロードバイクの方が
速いですから・・。(笑)向島を7:30スタートだったので、だらだら走ったつもりでもサン
セットビーチに 9:30ごろに到着。激混みの大漁(開店11時半)で海鮮丼を目指しているとは
いえ、あまりに早い到着だったので、もう誰もいない海を眺めながら小一時間ごろごろしました。
(爆)意外と風も気持ちよく最高の一時間でした。それでもそのままそこで野宿しそうな気持ち
を振り切って海鮮丼を目指して大三島へ渡りました。


誰もいない海・・・サンセットビーチ

前回しんどかった大山祇神社への坂道も休養充分で楽勝でした。流石に開店前の大漁にはお客
さんの姿も無く、先に大山祇神社を参拝しました。結構神社マニアな息子もちょっとテンション
上がってました。前回買うのを忘れた小さなお守りを購入し、おみくじを引いたら「三番凶」で
した。ちなみに息子も凶でした。(爆)がっかりしておみくじを木の枝に結んでいたら、大漁の
開店30分前になったのでお店の様子を見に行きました。するとなんと予約リストに沢山の名前
が既に書き込まれていました!!! で、焦って自分も名前を書きましたが、なんと17番目。
一組平均2人として34人!恐ろしいことに中に12人という団体さんもいるので、約44人??
  午後1時までにご飯にありつけるのか?心配になりました。開店の時間になったらお店の方が
予約リストのお客さんの名前を呼んで返事が無いリストをサクサク削除するので驚きました。気
が付くと実質20人くらいしか前にいないことになって、結局12時前に入店できました。僕は、
お約束の海鮮丼&にぎり寿司。息子は、海鮮丼全部のせを注文。かなり満腹でお店を出ました。


海鮮丼とにぎり鮨! うま〜!

息子が、来た道と違う道を走りたいというので、大三島を南回りで伯方島を目指しましたが、
意外と海岸線のアップダウンが厳しかった上に結構な遠回りでした。結構へろへろで伯方島の道
の駅でまたまたのんびり休憩。どうもビーチに惹かれるようです。ここで休養を多めにとったの
は、最大の峠と思われる「田の浦峠」に備えてでした。(笑)田の浦峠は、高低差約100m程度
の峠なんですが、前回4月に走った時は、雨天で雨合羽を着て走った事もあり、かなりしんどか
った記憶があります。

秋丸師匠情報によると今治へ向かう方が逆方向より楽だというので、ちょっと楽観していたん
ですが、息子は途中(あと200mくらいだったんですが)でギブアップ!僕もつきあって自転
車を押して上がりました。orz 次の休憩ポイントのローズガーデン(いつ営業しているのか気
になります)で再度まったりして、休みました。というか?こんなに休憩の多いポタリングは初
めてかも?誰もいない公園のベンチでごろごろして水を飲んでいると予定よりかなり遅れている
ことに気付きました。朝のスタートが早かったイメージがあったんですが、ビーチでごろごろし
たり、遠回りしたいと実は、予定より1時間程遅れていたのでした、(汗)


来島海峡大橋

最後の橋である来島海峡大橋を渡ると四国です。今治市街へは、サンライズ糸山の前を通って
急な坂を海側へ降りて海沿いのコースを選んだんですが、微妙に遠回りだったので、すっかりお
尻が痛くなっている息子に顰蹙を買いました。今治駅には予定より1時間ほど遅れて5時半前に
到着して、今夜の宿である「シクロの家」にチェックインしました。こちらは昨年たまたま宿を
作るブログを見ていて、オープン直後に予約を入れていたんですが、結局台風などで行く事が叶
わず、今年の4月に初めて泊る事ができました。宿のオーナーの宇都宮さんは、奥様とタンデム
自転車で世界旅行をしたという恐るべき人でしまなみ海道の自転車用地図を書いており、4月に
購入して大変参考にさせて頂きました。その時いろいろと今治のお話を教えて頂いたKさんにも
再会したいと思っていたんですが、Kさんも宇都宮さんも不在でNさんとMさんが対応してくれま
した。


焼き豚玉子飯セット

その日のベッドを確保して近所の温泉、サスケの湯で汗を流しました。リフレッシュし、宿に戻
ったら自転車で重松飯店へ向かい、焼き豚玉子飯を頂ました。今回はラーメンとサラダのセット
だったんですが、ラーメンも結構いけるので良かったです。レゲエな感じのマスター結構やりま
す!帰りにスーパーに寄って飲み物とおつまみを購入して、今治城の回りを一周して宿へ戻りま
した。今治城観光を含めてこの日の走行距離は、118kmでした。普段乗っていない自転車で100
km以上走るのは大変だと思いますが、息子もお尻の痛み以外には問題無いって言ってました。(笑)

宿に戻るとスタッフのKさん、Nさん、Mさん始めお客さんなどと色々と話が弾んで楽しい時間を
過ごしました。驚いたのは、同室の福岡からいらっしゃった自転車乗りの方の当日の旅程です。
前日、福岡からフェリーで松山に渡って、今治→尾道→今治という強烈なルートの上に亀老山に
も自転車で登ってきたとおっしゃいます。(爆)競技でもやっていたんですか?って思わず聞い
てみたんですが、そんな経験も無く只の個人の趣味なんだそうです。結局消灯時間の11時近くま
で飲んで寝ました。(爆)

前日、お尻が痛いと怒っていた息子も宿の若いおねぇ様に色々と話を聴いてもらって翌日には、
元気になってました。(爆)OCRFのサドルが硬いと文句をいうので、260のサドルと交換しまし
た。ださっ!!朝ご飯は、今治駅のパン屋さんのパンのバイキングで済ませて、8時過ぎに今
治駅を出発しました。

復路は、所謂ブルーラインと言われるしまなみ海道推奨コース(路肩に青い線が引いてあります)
を来島海峡大橋入口目指して走りました。約22分でした。右下にサンライズ糸山が見えました
が、結局素通りしました。前日と違って曇り気味の天候もあり、展望台もパスしました。orz 
曇り気味とはいえ、来島海峡大橋は、流石に巨大でいつ見ても壮観です。ったって前回は大雨で
視界が悪くほぼひとつずつしか見ることはできませんでしたが・・・。 途中の島にも上陸した
いところでしたが、寄り道は少なめで走りました。


田の浦峠登坂直前!

大島に上陸後、毎度人影疎らというか?ほとんど誰もいないローズガーデンで早速休憩。(爆)
どうもビーチやお花畑では長めに休んでしまう傾向があるようです。(GPSのデータを観ると意
外な事が分かります)長めの休みには、前日と同じく「田の浦峠」越えが控えているからです。
(笑)前日峠越えを体験し、気合充分で峠を走ったので僕も息子もペダルを踏んで超える事がで
きました。やはり下りは最高に気持ち良いです。ちなみに前日押して上がったタイムと1分くら
いしか変わらないのは、ご愛敬です。

採石場横などを走って大島大橋到着。全ての橋に洩れなくヒルクライムが付いているとはいえ、
約3%の管理された斜度なので、このあたりでは、すっかり慣れてしまってました。それでも橋
を降りて直ぐの伯方島の道の駅SCパークでまったり休憩。前日塩ソフトクリームは頂いたので給
水のみです。ここにも例の自転車スタンド・オブジェが設置されていたので、記念写真を撮りま
した。ここでも本当はさんわで塩ラーメンを食べたかったんですが、時間が早かったのと往復
11kmに息子の拒否反応があり、諦めました。

大三島橋は、アーチ風の構造でこじんまりして割と楽に渡れて有難いです。橋を下ると約25分
で道の駅「多々羅しまなみ公園」到着。当日キャノンデールの試乗会が大々的に開催されており、
ジャイアントのシャツ着て折り畳みの自転車を乗る自分は、かなりの変なおやじに見えますが、
目的はそこではなく、前日宿泊したシクロの家のオーナーである宇都宮さんに会うためだったり
します。最初素通りしてしまったんですが(息子は気づいていたそうです)一番前の所謂ポール
ポジションにブースを構えてタンデムの自転車を展示していました。昔、あまりの乗り難さが忘
れられないため、豪華キャノンデールのタンデムの試乗を薦められましたが止めておきました。
代わりに宇都宮さんと記念写真を撮って帰りました。


鯛飯と島うどん!ナイスな組み合わせでした。

ちょうどお昼ということで、道の駅の食堂で「鯛飯と島うどん」を頂きました。鯛飯とうどんの
組み合わせが素晴らしく、再び満腹になってしまいました。食後は、サイクリストの聖地モニュ
メント周辺を散策し、記念写真を撮ったりして過ごしました。すっかり、だらだらモードです。
多々羅大橋を渡って、再びサンセットビーチで休憩かな?と思っていたんですが、ドルチェでお
やつを頂く予定だったので、そのまま通過。例のコロッケ&メンチカツもお昼ごはん食べたばか
りというので、パス。多分独りで走っていたら全部食べたろうなぁと思います。(自爆)

まだお昼過ぎということもあり、ドルチェの店内も空いていたので、外のバルコニーみたいなと
ころで息子はジェラート、僕はアイスなクリームパンを頂きました。ふと、このお店でジェラー
ドを頂いた事がない事に気付きました。(爆)だらだらアイスを頂いているとでっかいカメラを
持った方と妙に着飾った女性がフォトセションを始めたのでちらちら覗いていたんですが、なん
だか昭和なセンスを感じてしまいました。(笑)


昭和っぽい撮影風景

僕のだらだらモードを気付いたのか妙にスピードアップし始めた息子に付いて行くのは、実は結
構しんどかったりします。そもそも僕が乗った場合でも巡航速度は、20km/hと30km/hと10km/hく
らい違います。まともに走られたら追いつけません。微妙に前へ出てペースを落とす姑息な作戦
で走りました。(笑)生口橋を渡って因島は、西岸コースを選択。というか?多分、こちらが一
番楽なコース。因高(因島高校)前を通るルートが、景色も良く、アップダウンも少ないナイス
なコースだと思います。

個人的に密かに「難所」だと思っている因島大橋入口の坂も気合を入れて走れば大丈夫でした。
(爆)それでも橋の上まで上がるのに頑張らないといけないのは、変わりません。因島大橋は、
道路の下を走る閉塞感のある橋なんですが、下の海は良く見えるのでそれなりに楽しく走る事が
できます。この橋を下ると最後の島である「向島」です。この島は、通行料無のお乗ん道大橋で
渡れるので普通の街並みです。お名残り惜しいので展望台で最後の休憩をして、向島を尾道への
渡し船まで走りました。途中、あの「尾道高校」を見てこっそり昔の水泳部を思い出しましたが、
それは内緒です。


尾道への渡し船にて

渡し船は、直ぐに乗れていよいよ尾道上陸です。駅前で少しだらだらして今夜のお宿「フジホス
テル」さんへ向かいました。朱華園の斜め前なので存在は知っていたんですが、初めてお世話に
なります。
午後4時頃に玄関でベルを鳴らしても誰も出てこないんで途方に暮れていたら、オーナーのYさん
が「お風呂の掃除をしてて気づきませんでした」と出てきました。(笑)早速色々と説明を受け
てその日の寝床を確保して、翌日の天気が雨であることより、向島に停めているクルマを宿の近
くへ移動するために自転車で向島へ再度渡りました。

宿で息子をピックアップしてお薦めの温泉「ぽっぽの湯」で汗を流してきました。クルマをアー
ケード内の駐車場に停めて宿に戻ると人懐っこい感じのTAIZOUさんと連れの女性が食事へ出ると
言うので、一緒に「のぐち」というお好み焼き屋さんへ向かいました。TAIZOUさんは、東京三鷹
在住のIT関連のお仕事をしている方で連れの女性は台湾の方で大阪へ留学している方とのことで
した。のぐちのお好み焼きは砂ずりが入ったりイカ天が入ったりとなかなか美味しく、夜のおつ
まみにもう一枚焼いてもらって宿へ帰りました。お酒の用意が無かったので、帰りに酒屋で日本
酒を買ったんですが、残ったら翌日飲んでくださいって言いながら結局残りませんでした。(自爆)


ナイスガイ! TAIZOさん!

だらだら1時半くらいまで飲んでしまったので、翌朝は8時頃起床。宿の前でちょっと話声がする
ので見に行くと西洋人の女性がタクシーから降りてきました。チェックインする予定だが荷物を
預かって欲しいというのでオーナーのYさんを呼んでみたんですが出てきません。(汗)食堂だっ
たら大丈夫だろうという事で、ポストイットに名前を書いてもらって大き目のザックに貼り付け
て預かりました。僕も客なんですが・・。まぁいいか?

遅くまで飲んだ理由のひとつに翌日の天候が「雨」だったということもあります。寝ながら結構
な雨音が聞こえたので早起きもする気になりませんでした。とはいうものの安曇野まで600km
以上あるので、早めに出かける事にしました。駐車場がアーケード内なので、雨にも濡れずに自
転車をキャリアに乗せる事も出来、有難かったです。帰りの高速はかなりの豪雨もあり、久しぶ
りに緊張した運転でした。途中黒丸PAで30分ほど休んだ以外は、ひたすら走った事もあり、4時
ごろには帰宅!親子旅終了となりました。往路120km、復路80kmの合計200kmを息
子と走る事が出来たのは、良い思い出になります。

2015年10月1日

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