小論文の戦略


娘が受験勉強で頑張っているので、何か手伝えないか?と思い小論文の練習に対応
できるようにちょっと調べてみました。

まずは、小論文の採点基準ですが、ネットで拾った妥当なものだと思えるものです。

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ある大学の採点票の概要です(100点満点)。

1 タイトルの正確さ 満点16点(5段階)
2 内容の独創性など 満点28点(5段階)
3 論旨(段落構成)の明確さ 満点28点(5段階)
4 文章表現 満点16点(5段階)
5 漢字やかなづかい 満点12点(5段階)
6 字数(約95%以上:減点なし 
90%以上:6点減点 
89%以下:9〜15点減点)

1位  論旨(段落構成)の明確さ、説得力
・段落の構想がしっかりとしており、全体として1つの結論になっているか。
・誰もが納得できる具体的な理由や事例が挙げられているか。

2位  文章表現と漢字
・正しい日本語となっているか
(特に@漢字のミス、A話し言葉の誤用、B長すぎる文の減点が目立ちます)。
・基本ですが、原稿用紙の使い方も採点対象。
小論文は「だ・である」調が基本ですが、
「です・ます」調を減点するかどうかは学校によると思います。

3位 (ある場合は)課題文、グラフ、図表の読み取りの正確さ
・課題文の要約は、結論と主要な具体的理由を押さえてあるかどうか
・グラフ、図表の読み取りは、読み取れる事実とそれに基づく意見や
感じ方を混ぜて書かないことが鉄則です。

4位  独創性や個性
・論旨や説得力の方が優先されますが、そのうえで独創性があれば有利です。

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以上は、マスターすべき基本だと思います。

ただ、本番でいきなりお題を受取ってから文章を考えるのはリスクが高いと思いま
す。僕が考える戦略は、ある程度の小論文を予め書いておき、出題されたテーマに
もっとも近いものをベースに組み上げていくというものです。

なにより練られた[ネタ」は、その場で思いついたものより圧倒的に説得力が高い
可能性があります。(笑) 実は僕自身この作戦で某国立大学に合格しています。(爆)

ただし、オリジナルのネタをストックするのが手間だったりしますが、文書を考え
るのが、割と苦にならないタイプなので有効な感じがします。

あとは、フィジカルな訓練ですね。推敲や直しが極力少ない文章を書けるように練
習です。まぁ、結局これなんですが、効率よく進めてあげたいです。

話は違いますが、受験関連の参考書を調べているうちに”Duo3.0"という単語修得の
CD付きのものを購入しました。個人的に非常に良い印象があり、娘にも薦めました
が、むしろこっそり自分自身でやっておきたいものでした。(爆)
内容は、例文と単語を組み合わせて必要な単語を網羅するというもので、それぞれ
の文章がストーリーだてになっているので、退屈しなくで聞けるのが大きいです。
ヒアリング用途にも結構効果が期待できそうです。

2016年4月1日

平川丈二は最近こんなことを考えている!
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