熊本帰省(2017) 後篇


改修が始まった熊本城

GWの熊本帰省のお話の続きです。
5月1日は、尾道のゲストハウス「あなごのねどこ」で仲良しになった秋丸師匠が
九州を旅行するというので、地元熊本をご案内するという約束し、お昼に熊本駅
へ御迎えに行きました。師匠は、天草より豪華列車「A列車」で来熊です。


平日でも行列でした。「黒亭」

列車は、定刻通りに熊本駅へ到着し、持参の自転車を組み立ててる間に駐車場の
クルマへ荷物を入れて、二人で自転車で二本木の「黒亭」へ移動しました。平日
といえども有名店で行列ができていましたが、15分ほどで店内へ案内されました。
黒亭は、僕自身川向うの隣町である本山町で育った事もあり、子供の頃から時々
食べに行ってましたが、上京後、有名店になって以降は食べに行ってませんでし
たので、約35年ぶりくらいの黒亭ラーメンでした。

一番人気の豚そぼろのセットを注文し、美味しく頂きました。昔よりあっさりな
感じがしましたが、全国区的な方向としては、正しいと思いました。
トッピングのサービス券を頂いたのですが、使う機会もないので、外の行列の方
へ「使ってください」と渡したら、実は外国の方で、英語で説明する羽目になり
ました。(爆)


加藤神社から観た熊本城

駅の駐車場まで自転車で走って、クルマのキャリアに自転車を積み込んだら、熊
本城へ移動。一番便利な二の丸広場の駐車場を目指しましたが、妙に道を間違え
て、熊本城を1周してしまいました。(それはそれで良かったです)
昨年のGWと違って、復旧工事に着手している感じで、ちょっと胸熱でした。加藤
神社まで行けると言うので、加藤神社まで歩きました。昨年観る事ができなかっ
たところも観る事ができ、思いの外地震の被害の大きさに圧倒されましたが、加
藤神社は、ほぼ無事でお参りをしてご朱印を頂きました。

桜の馬場で一口城主を師匠と申し込みました。(ありがとうございます)係の方
が、市内の施設を色々と無料で使用できると説明して頂きましたが、使用しない
よなぁ。と思いながら聴きました。

この日は、阿蘇のAso Base Backpackersに泊るので、早めに阿蘇へ移動しました。
阿蘇へのメインルートだった立野ルートが、山崩れで寸断されており、ミルクロ
ードと呼ばれる外輪山越えのルートを通ります。師匠が当初ここを自転車で登る
とFBに書いていたので、現在ほぼメインのルートになっている上に外輪山を登る
簡単ではない傾斜を考えるとここは、サポートカーを出しましょうということで
アテンドが決まったのでした。(笑)

 
大観峰からの眺め。いまいちクリアじゃなかったです。

サポートカー!

案の定、午後の時間帯は全く渋滞もなくミルクロードを登れました。
途中の展望台や大観峰に寄り道して阿蘇駅方面へ下りました。今回の目的に阿蘇
地方にお金を落とす(遣う)というものがあり、チェックしておいた地酒が充実
している酒屋さんで日本酒などを仕入れ、近所のスーパーで夕食を買い込んで、
宿へチェックインしました。


地元のお酒が充実しているお店!

Aso Base Backpackersは阿蘇駅から徒歩圏内で近所に温泉・コンビニなどもあり
非常に便利な宿という印象でした。お客さんは、大半が外国の方で、日本語をし
ゃべる人の方が少ない感じでした。夕食の前に「夢の湯」で温泉に浸かり、大して
疲れていたわけではありませんが、疲れを洗い流しました。阿蘇駅には、豪華列車
「ななつぼし」の朝食を食べる施設「火星」があり、地震が無かったらここで夕食
を食べたかったんですが、駅のホームから建物を眺めて宿へ帰りました。

宿では、早速ビールで乾杯!寿司と日本酒で宴会でした。
改めて、先日送って頂いた娘の学業のお守りのお礼などをしながら、あ〜だこ〜だ
と話が盛り上がりました。翌朝、日の出と雲海を観たかったので、4時半に起きて
大観峰へ向かいましたが、残念ながら雲海は無く、日の出を観て戻りました。
この日は、仕事で松橋へ行かなければならなかったので、8時頃、師匠とお別れして
実家へ帰りました。対向車線が結構な渋滞で大変そうでしたが、下りはスムースに
降りる事ができました。


大観峰で観る日の出

実家でシャワーを浴びてスーツに着替えて電車で松橋へ向かいました。
よ〜く考えたら、電車で宇土より南へ行くのは初めてで色々と興味深いものがあり
ました。九州の電車は、本州の電車と結構雰囲気違うのも楽しいポイントです。
仕事で訪問した会社は、半導体の工場で昨年の地震の後は大変だったそうです。
対応して頂いた商社の方と工程の責任者の方は、僕の弟の中学の後輩だそうで、
世の中狭いと思いました。無事にお仕事も消化でき、帰宅。息子も安曇野から移
動しており合流。

翌日は、夜、高校の同級生と宴会くらいしか予定が無かったので、午前中は実家の
修理。3年前に亡くなった父のお墓の掃除などもやりました。となりのお墓が昨年
の地震で倒壊したままだったのが、痛々しかったです。お昼は兄がやっているフラ
ンス料理屋で息子とランチを頂きました。相変わらず、なかなか美味しい!という
か安い!昼食後は、下通り、上通り、新市街などを徘徊。宴会の時間まで沢山歩き
ました。

 
 
プチパリのランチ!

宴会は、お馴染の「石松茶屋」学生の頃から御世話になっています。
昔は、お安い居酒屋のイメージでしたが、結構グレードアップしている感じでした。
普段飲まない焼酎のお湯割りで盛り上がりました。2次会は、KEN LENNONという演奏
もできる飲み屋さんへ連れて行ってもらいました。だらだらギターを弾いていたら、
何か曲をやろうと言うのでお店の方の歌と下城くんのギターでELPの賢人を演奏。
この曲を初めて生でフルコーラス聴きました。まじで感動。

 

ほぼ貸切状態のKEN LENNON

たまたまお店に来たお客さんとも仲良くなり、ブルースセッションもやりました。
かなり緩いテンションでしたが、楽しく演奏できました。その後そのお客さんが、
僕の兄を知っており、その上ご近所に住んでいた小学校・中学校の先輩であることが
判明!世の中狭いです。2次会で解散でしたが、桂花ラーメンがまだやっていたので、
よせばいいのにラーメンを食べて帰りました。美味しかったです。

翌日は、昨年応急修理した兄の家の修理です。
庇が破損していたのをウレタンフォームでとりあえず塞いで置いたままだったのをち
ゃんとカッターで成型し、ステンレスの板でカバーを作ってネジ止めしました。
家の鍵を借りるのが面倒だったので、電動工具は、クルマからAC100Vコンバーターで
動かしました。5月というのに結構暑くて疲れましたが、カバーの塗装は義理の姉に
お願いして、帰りました。夜は、息子と甥、姪の4人で近所のスシローで夕食。

5日は、翌日の昼に帰るので、ほぼ最終日なので、実家の修理の仕上げと点検。
落ちていた寝室の天井も引き千切られていた釘を除去してネジ止め。蛍光灯などの入
れ替えをして作業終了。近所の紅梅でお土産のお菓子を購入しました。
夜、弟の子供たちを上熊本駅まで送った帰りにドンキホーテに寄って帰宅しました。
昨年結構早い時期に地震保険のお金をもらったそうですが、大規模な修理は行わず、
甥夫婦が家を建て直すまで、このままで住むそうです。実家の回りには、住むのを諦
めて空き家になっている家もあり、益城町に限らず厳しい現実があります。

5月6日朝、ゆっくりしてお昼を食べてから息子と二人で安曇野へ出発しました。
熊本から安曇野へ移動する場合渋滞のポイントは、ふたつ。鳥栖-福岡間と宝塚-吹田
間です。ここを渋滞のない時間帯に通過するのが重要です。実家から植木インターの
途中で給油し、SAでお土産を買い込みながらも、問題なく九州脱出!午後3時過ぎには
関門大橋のたもとのめかりPAに到着しました。後は、吹田を真夜中(午前1時以降)に
通過するように仮眠を取りつつ移動しました。久しぶりの山陽道を走りましたが、中
国道と比べるとやはり変化があって走り易い感じでした。


駒ケ岳SAで残雪のある山を見ると帰ってきたと感じました。

翌7日の朝、無事に安曇野到着。約18時間でした。6時間ほど仮眠・休憩を取った事
になります。やはり優先すべきは、安全第一ですね。結構多めにSAに寄ったので、色々
とお土産などを観る事ができて楽しかったりしました。(笑)
帰宅後、荷物を降ろして洗濯物を片づけて、再び仮眠。思いの外、結構疲れていたよう
で、目が覚めたら、午後8時でした。(爆)

2017年6月1日

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