オックス・ブラッド


オックス・ブラッドのレプリカ!

ジェフ・ベック先生が、愛用しているギブソンレスポールをそういう風に呼ば
れています。一見黒なんですが、実際には暗い茶色だったりします。2009年に
完全コピーが本家ギブソンより発売になり、(傷などまで再現しているモデル
は、ヘッドの裏に番号とサイン入りで¥240万円!)廉価版の方の購入を意識し
て楽器屋さんへ観に行きました。流石に250万円のものは、全数先生が弾いて
チェックしたそうで、試奏はできませんでしたが、実際に持たせてもらい、
細部をチェックしました。

もう10年近く昔の事なので、記憶も怪しくなっていますが、傷の再現などは
「ここまでやらなくても・・」という世界でした。基本的なギターとしての
スペックとしては、54年モデルのレスポールを改造したもので、ネックは、
丸太。重量は4kg前後。リアP.U.は、ティルピースブリッジ側へ斜めに寄っ
ており、BeckBookなどで見たオックス・ブラッドそのものに見えました。実
は、78年にアメリカの楽器屋で54年ごろのレスポールを弾いたことがありま
す。楽器屋のおじさんが僕のギター好きが気に入ったらしく(笑)いいギタ
ーを弾かせてやると言ってブランコブリッジのレスポールを出して弾かせて
くれました。

P-90がいい感じの音で軽めの重量も相まってかなり素晴らしいギターだと思
いました。「$1000で売ってやるけどどうだ?」ってオファーをして頂いた
んですが、ネックが丸太で弾くのが大変な上に当時既にビンテージギターの
価値も理解していたので、改造とかしてはいけないギターと考えて自分には、
向かないと判断しました。親からお金をもらってきており実は買う事もでき
たので、やっぱり買っておけば良かったなと後悔しています。(爆)

レプリカのオックス・ブラッドは、それほど軽量ではなく、平均的なカスタ
ムショップのイメージでした。当時ウエイトリリーフのものも出回っていた
ので、もしかすると重量も合わせてあるかもしれませんが、ビンテージ・レ
スポールのイメージはありませんでした。

それまでもグレコやトーカイからオックス・ブラッドのコピーモデルが発売
されましたが、微妙に「なんか違う感」があり一度も購入した事がありませ
ん。2009年に同時に発売になったギブソンの廉価版オックス・ブラッド
も検討しましたが、ネックが丸太で諦めました。さらに昔、フェンダーから
先生モデルのストラトが発売になった時も買う気満々で楽器屋さんへ言った
んですが、ネックがやはり丸太で諦めた記憶があります。orz


リアP.U.が傾いているのが特徴です。

ティルピースブリッジのレスポールでリアP.U.がティルピースブリッジ側へ
斜めに寄っているギターを使ってみたいとずっと思っていましたが、未だに
実現していません。今年の夏にレスポールの自作キットを購入し、思う存分
改造して遊びたいと思っています。しかし、リアP.U.とブリッジの位置が
近すぎて1弦の交換が大変そうです。(爆)

アマゾンで¥14,251円(笑)でレスポール制作キットが売っていたので、衝
動買い。オックスブラッドに似たスペックにして作ってみる予定です。ティ
ルピースブリッジと片寄ったリアP.U.が、ポイントです。あとは適当に作っ
てみたいです。

2018年5月1日

平川丈二は最近こんなことを考えている!
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