ZOOM G6


ZOOM G6

昭和歌謡バンドで人前で演奏することがありますが、自宅で使っている本来デ
スクトップ用のマルチエフェクターBOSS GT001にフットスイッチを繋いで使っ
ています。老眼でLCDディスプレイが良く見えないのでライブ用に大きめのマ
ルチエフェクタを検討しました。候補に挙がったのは、本命BOSSのGX-100を
中心にGT-1000core、ZOOM G11,などでしたが、結局、ZOOMのG6を購入しまし
た。(実質¥36000円くらい)

サイズ的にもコンパクトで表示も見やすく、パッチの切り替えも幾つか選べて
よい感じでした。機能的に上位機種のG11とあまり変わらないのがポイントでし
た。初めて使う機能のIR(インパルスレスポンス)って学生時代に結構お世話
になった単語が機能として搭載されていましたが、スピーカーから出た音をい
ろんな距離のマイクで収録したシミュレーションみたいです。幾つか音を出し
た限りですが、なかなかいい感じでした。ケンパーに迫っている感じです。一
番重要な内蔵エフェクターは、微妙な感じです。でも、弾いている本人はとも
かく、聴いている人には、この違いは聴き分けられないような気がします。従
ってライブは、このエフェクターでやってきたいと思っています。パッチを編
集して現在の音に近づけます。(笑)

ZOOMのG6を使って色々と勉強になってます。
ギターアンプのシミュレーターってLine6とかから普及しましたが、個人的には
あまり好きではありませんでした。頑張っても「似ている」程度のものでしか
なく、現実的にその音が使えるかどうか?が重要で、実際あまり好きな音では
なかったという事です。
ケンパーのプロファイリングは結構好きで、「似ている」のレベルが違ってい
ました。(笑)下手糞のアマチュアなのにケンパーを所有しているのは、ある
意味リファレンスとして持っていたいという理由です。(大汗)

さて、G6では、IR(インパルスレスポンス)を使う事ができます。内蔵エフェク
ターにキャビネットシミュレーターもありますが、IRの方が全然使えます。調
べたら自分でIRデータを作成してG6に書き込むこともできます。ネットでは、
「拍手程度の短い音を録音再生したものを録音して作成する」って書いてあり
ましたが、解説を読むと本当にIRの原理を理解しているのか?怪しいものが、
多いと思いました。インパルスを使う理由として短いパルスは、スペクトラム
的に分解すると全帯域に広がり、それを再生したもの(反応)を分解すると周
波数特性などを解析できるという原理です。ただ、本当にインパルスだったら
信号のエネルギーがどうしても小さくなるので、SNが悪くなります。もっと精
度の良いスイープを使って変換するものが、ないか探したら案の定ありました。
(笑)ケンパーのプロファイリングより圧倒的にお手軽です。(爆)近いうち
に手持ちの機材のIRを収録したいと思います。

2022年10月1日

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