2023年 夏の映画 

2023年の夏に観た映画のうち幾つかの感想を書いときます。


映画「憧れを超えた侍たち」
2023年WBCのバックステージを記録した映像作品。
映画としたらハンディのカメラの解像度が低く低画質(汗)ですが、それを補
って余りある日の丸を背負って戦う、栗山監督始め侍・ジャパンの戦士たちの
姿が感動的でした。ちょっと隠し撮りっぽいものもありますが、優勝・世界一
ということで選手の理解も得られたのではと思います。僕自身、今回のWBCは全
試合録画して観ていたのでこの作品を観ながら色々と当時の記憶が蘇りました。
ヤクルトの村上選手を見るといきなりグッときました。この後の苦悩の日々や
復活の光景が蘇ります。吉田選手、源田選手の日本代表への拘り、献身にも感
動しました。結果オーライですが、準決勝メキシコ戦で3ランホームランを打
たれて泣いていた21歳、佐々木投手の笑顔、2点取られた日本最強の投手で
ある山本選手が、ヒーローインタビュー中の村上選手へゲータレード樽で祝福
したのも泣けました。
日本最高峰の選手が集まって世界一を目指し一丸になる姿は、本当に素晴らし
いと思います。パリーグの2冠王である山川選手も代打で犠牲フライを打って
「ホームランにしたかったなぁ」程度の不満しか言いません。(笑)本当は、
他にもいろんなドラマがチームにあったと思いますが、本当に凄い戦いでした。
多くの人が「マンガみたい」というのも実際に多くの人の感想だったと思いま
す。(笑)
当初、3週間の上映だったんですが、上映期間延長になって最後のチャンスで観
ることができました。映画館の入りもまずまずだったと思います。(観に行っ
た週の前週の興収ランキングで5位!)


映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
映画館では、インディ・ジョーンズ5って書いてありました。(笑)
ディズニー・シーにインディ・ジョーンズのアトラクションがあるので、意識
していませんでしたが、ルーカスフィルムがディズニーに買収されて初めての
インディ・ジョーンズシリーズ作です。内容も4作目のクリスタル・スカルの
王国の続編でした。
ネタバレは避けますが、前半のハリソン・フォードとマッツ・ミケルセンの若
作りは驚異的でした。脚本としては、ディズニーの要求なのか?乗り物系アト
ラクションのようなチェイスが多い印象でした。シリーズ特有の表現もしっか
り踏襲しててインディ・ジョーンズを観ているという感じが強かったです。(笑)
インディ・ジョーンズJr.は登場しませんが、マリオンはちゃんと登場するの
が良かったです。それにしてもアントニオ・バンデラスって「特別出演」枠な
のかしら? 扱いが酷いような・・・。あと、しっかり聞き取れてませんが、
劇中「うなぎ」って訳されていましたが「ウツボ」(moray eel)の間違いで
は?
まぁ、これでインディ・ジョーンズは最後のような気がします。ハリソン・フ
ォードにお疲れさまでしたって言いたいです。(最後冒険が続きそうな描写が
ありましたが・・)


映画「君たちはどう生きるか」
原作は読んでいたんですが、内容は全然違うものでした。(笑)どうも、ネタ
バレNGっぽいので感想のみにしますが、主人公がアシタカでした。というか?
過去のジブリ関連作品の引用的なものが、沢山ちりばめられてました。ビデオ
で観返すと面白そうです。
物語としては、ジブリのメタファー的なものだと思いました。夏子母さんの子
供は、「アニメ作品」鳥(頭の悪い大衆)が、色んなものを破壊するというも
のでした。まぁ、独りでここまで築いてきたものも真人が否定して終了という
のもジブリそのものですね。後日パンフレットを購入して答え合わせをしてみ
たいです。


映画「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
トム・クルーズ!トップガンに続いて近年最もハズレがない俳優です。164分
と言う長めの上映時間が短く感じられました。(一部カーチェイスは長く感じ
られましたが・・)トムのアクションシーンと感情描写のシーンの描き方が対
照的でちょっと笑いましたが、本当に脚本が素晴らしくていろんな風味を楽し
めました。日本人だったらローマでのカーチェイスはルパン風味と感じるはず。
ストーリーとしては、トムの来日も中止にした俳優組合の要求と関連する「脅
威」が強大な敵として描かれていました。
インディ・ジョーンズ観た後、ミッション:インポッシブルを観るとトム・ク
ルーズのバリバリ現役感が凄いのが分かります。あと10年くらいやれそうな予
感です。
あと、シェー・ウィガムがマイケル・ダグラスに似てて、イーサイ・モラレス
がジョージ・クルーニーに似てます。第1作も登城したキトリッジ役のヘンリ
ー・ツェニーは、立川談春に似てます。(笑)


映画「ヴァチカンのエクソシスト」
原題が「法皇様のエクソシスト」なんですが、日本のタイトルがちょっと「バ
カチン」ですね。ちょっと観に行くのが遅くなったんで、地元の映画館の上映
が一日1回でそれも朝8時5分の上映で、休日の朝からエクソシストの映画を観る
気分になれずに観に行くのかどうか実は悩みましたが、観に行って良かったで
す。名作W・フリードキンのエクソシストを伏線にして現実のエクソシストの状
況(異端扱いながら主人公は法皇お抱えのエクソシスト)背景が興味深かった
です。ラッセル・クロウ演じる主人公のキャラもなかなかおもしろく、バディ
役の若い神父もハマってました。シリーズ化されても良さそうな出来でした。

2023年8月1日

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