「映画監督 山崎貴の世界」


松本市出身の映画監督、山崎貴さんの展覧会が地元で開催されています。
松本市美術館へ初日の朝9時前に到着。既に50人くらいの行列があましたが直
ぐに開場。当日券の方が別列になり、実質20番目くらいで入場。入って直ぐの
階段の踊り場にゴジラ-1.0がお出迎え! ほとんどの展示物が撮影可能という
事で写真撮り捲くりました。(笑)



会場の手前にはALWAYS三丁目の夕日の鈴木オートのオート三輪(実物)の展示!
で、会場に入場すると新宿の3Dネコみたいな動画が展示されてて、暫く足止
め。(爆)中に入ると特撮デビューの伊丹監督の「大病人」の資料から、監督
デビュー作「ジュブナイル」、名作[ALWAYS三丁目の夕日」シリーズのミニチュ
アなど「本物」がてんこ盛りの展示でした。


会場を回っていると監督ご自身も御家族と来場されていて展示品の説明をされ
ていました。本当はお話したり、サインとか頂きたかったんですが、プライベ
ートっぽかったので止めときました。過去、何度かサインとか写真とか撮らせ
て頂いた経験より、かなりの理由が無い限りファンサービスをやられる方なの
で、ファン側も気をつかうべきだと思いました。とはいえ、会場の外でお休み
になっていた監督の妹さんとお母様とお話させて頂きました。親孝行な山崎監
督です。グッズコーナーで記念ポストカードとトートバッグを購入!奇跡的に
TOTOのトートバッグとほぼ同じ寸法で、地区の回覧を配布するときに活躍でき
そうです。(笑)

で、山崎貴監督について。
伊丹十三監督作品でSFXやデジタル合成などを担当されていましたが、当時全く
認識していませんでした。最初に名前を知ったのは、監督デビュー作の「ジュ
ブナイル」でした。大好きなSF映画なんですが、主人公が子供という事もあり、
主題歌が山下達郎先生じゃなかったら映画館で観なかったかもしれません。
その次の「リターナー」は、ターミネーター風味のSF映画でかなり気に入り、
山崎貴監督の名前がここで初めて心に刻まれたと記憶しています。


で、圧倒的な名作である「ALWAYS三丁目の夕日」です。観る前は映画の昭和と
いう時代は題材としてどうなのか?ちょっと不安な気持ちで観に行ったら、と
んでもない名作だったので、翌週家族や義理の母と叔母を連れて2回目を鑑賞
しました。何度も映画館でリピートしたのは、初めての作品だと思います。
ビデオ化される際に「泣き笑い音声収録」の募集があったので応募したら当選
したので、当時小学生だった娘と大崎のイマジカの試写室へ出かけました。そ
こで山崎監督とお話できたり記念写真を撮らせて頂きました。一緒にこの作品
の生みの親である阿部秀司プロデューサーとも記念写真を撮らせて頂きました。
家宝です。このあたりから山崎貴監督と白組を応援する変なファンになりまし
た。(爆)



続編の「ALWAYS 続・三丁目の夕日」では、エキストラとして映画館のシーン
(九段会館)と銀座(潮来のオープンセット)のシーンで参加しました。同時
期に白馬をロケ地にした「銀色のシーズン」のエキストラにも地元ということ
もあり、5回ほど参加しました。(汗)
「BALLAD 名もなき恋のうた」にも一日だけ山梨まででかけて足軽のエキスト
ラをやってきました。山崎貴監督は、とてもサービス精神が強く、撮影終了後、
エキストラを労うために当時21歳の新垣結衣ちゃんを同行してわざわざ挨拶
しに来てくれました。
「永遠の0」では、千葉県館山まで出かけて空母赤城の乗員のエキストラをやっ
てきました。このエキストラの参加条件に「五厘刈り」があったため、ハード
ルが高かったようです。(笑)館山の基地の自衛隊員の方が多かったようです。
空母赤城のプラモデルも買って数年経ちますが未だに作れていません。結構難
度高いという評判です。


山崎貴監督のスペシャルなトークイベント
約1週間後、松本市民芸術館大ホールにて、俳優の吉岡秀隆さんをゲストにお迎
えして、「山崎監督と映画制作の舞台裏をしゃべりつくす1時間!」ということ
で、チケットの応募をしていたんですが、最近チケット抽選のハズレ癖が付いて
いるのか?外れて諦めていました。ところが2日前にセッションで以前ご一緒に
なったエロいメタルシンガーの美和さんにチケットを譲ってもらって観ることが
できました。2名入場できるチケットでしたが、三丁目の夕日泣き笑い音声収録
にも一緒に参加した娘と観に行く予定でしたが、体調不良で単独で参加して来ま
した。

展示会は非常に緩いものでしたが、番組の収録もあり、このイベントは結構厳し
かったです。興味深かったのは、「イベントのフォーマット自体も著作権の対象
になります」って知材担当者としては聞き捨てならないアナウンスがあったのは、
そっとしておきます。(爆)
で、正味1時間弱のトークでしたが、最終的にはALWAYS三丁目の夕日の話に収斂
した感じでした。僕自身三丁目の夕日フリークなので、面白い話が聴けたと思い
ました。ネタバレになりますが、第一作の三丁目の夕日のラストは、鈴木オート
一家ではなく茶川一家が夕日を眺める本だったそうです。で、吉岡さんが「そん
なに甘くはないでしょう」ってダメ出ししてあの構成になったそうです。当初の
案だと続編が出来なかったんじゃないか?って話もあり、色々と奇跡があったんだ
なぁと思いました。吉岡秀隆さんは偉大です。
この「Epson presents 松本深志三丁目の対談」は、後日ネットで公開されるそう
です。



まちなか出張展
松本市内にY-CATのスタチューなどの展示がされているので、僕も危険な天候の
中観に行ってきました。(大汗)松本城のスタチューが壊されてニュースになっ
ていましたが、確かにあまり頑丈に見えませんが、これを遊具扱いしてはいけ
ないと思いました。千歳橋の3体はともかく松本城の1体は淋しそうに見えまし
た。(笑)

2023年8月1日

平川丈二は最近こんなことを考えている!
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