TWO- ROCK ・ダンブルおバカ高知大会


11/11ダンブルオーナーズクラブ高知・TWO- ROCK JAPAN オーナーズクラブ
主催、ダンブルオーナーズクラブJAPAN ・楽器堂オーパス協賛による「TWO- ROCK
・ダンブルおバカ高知大会」に行って参りました。(^o^)

土曜のお昼スタートということで、長野県穂高町などという田舎に住んでいるため
前日の夜から移動という長旅でしたが、なかなか得難い体験をさせていただきまし
た。(朝到着したんで高知城なんかの観光もできました)

出席者された方は、以下の通り、(敬称略)
長澤光顕(TWO- ROCK 日本総代理店)
峰岸博巳(TWO- ROCK.J.O.C.副会長)
林幸宏(DUMBLE.J.O.C.)
BILL MORGAN (TWO- ROCK.J.O.C.名誉会員)
坂本彰宏(DUMBLE.J.O.C.)
片岡孝元(TWO- ROCK.J.O.C.会長)
などと、筋金入りのロックおやじ(失礼!)が、集まりました。僕自身ダンブルを
でっかい音で鳴らす事自体初めてだったので、大変良い経験ができました。

当日の器材は、以下の通り、、
アンプはTwo-Rockはんたま・きれた号(爆)、K&Mからいただいたアンプ
(なんとプロトタイプ)、ダンブル7台、フェンダーベースマン1960、
プレキシマーシャル、トレインレック・クライマックス、ボグナーその他。
ギターはフェンダーストラト1954.1956,1957,1959,1960,1962他、(爆)
ギブソン・レスポール(P-90)、なんやかんや・・まさに恐るべしです。

僕は、自分で持参したジェフベックシグネチャーストラトをメインに峰岸師匠(今回
弟子入りさせていただきました)の60年335や片岡会長のストラトなんかで試し
ました。続けて4時間半(僕だけ早めに音を出させて頂き、5時間ちょっと)が、本
当にあっというまに過ぎてしまいました。正直言って弾き足りません。全ての器材の
コンディションも良かったので、もっとじっくり音出ししたかったなあというのが、
やはり、残念です。また、高知へ行くしかないのか?(爆)

時間が少なかったということもあり、ほとんど第一印象程度のものですが、それぞ
れのアンプの感想を一応参考程度に書きますと・・。


☆ダンブル70年代
他のダンブルと比べてちょっと印象が、薄いのですが(爆)
ウォームなサウンドと変わったルックスが、面白かったです。


☆ダンブル300SLクリストファー・クロスモデル(2台)
300Wのでっかいモンスターアンプ、今回、2台同じ物があり流石に同じオーナー
のために作られただけあって、同じサウンドでした。(笑い)
ベースを突っ込んでもちゃんと出るところが、恐るべしでした。なんでもフルパワーで
鳴らすとヘッドが、キャビの上で振動で動き出すんだそうです。アンプで紙相撲?


☆ダンブルオーバードライブスペシャル(黒)
やっぱりダンブルといったら、オーバードライブスペシャルでしょう。というか、
実は、これくらいしか知らなかったのですが・・。(爆)自分がイメージしていた
よりもっとワイルドな音で鳴ってくれます。


☆ダンブルオーバードライブスペシャル(白)
ラリーカールトンのオーダーで作られて所有されていたものだそうで、僕自身のダン
ブルのイメージそのものでした。(笑い)ほとんど同じ音が出ます。ただし、セッテ
ィングでもっと、いろんな音も出せるんですが、サウンドの幅自体は、意外と狭いで
すね。トーンの幅が狭く、ドライブの幅が、異常に広い印象です。ダンブルに共通し
て言えると思うのですが、音の立ち上がりが異常に早いです。この感覚は、この時ま
で意識したことがなかったため、ちょっと驚いてしまいました。(特に後述のコンボ
の立ち上がりの早さは、ただものではありません)多分峰岸師匠は、このアンプを3
00万円で売ってくださ〜〜いと、土下座するんでしょうね。(爆)


☆ダンブルオーバードライブスペシャル・コンボ(左側、片岡会長所有のもの)
噂のコンボ!これを弾くために高知まで来たと言っても華厳の滝ではない。(爆)
でも、やっぱり凄かった。(もひとつ爆)「弾く前に音が出る」と言わしめるその音
の立ち上がりは、Two=Rockが、コンプかかっているように感じるほどでした。
ピッキングした瞬間が、こんなに長い時間だったとは知りませんでした。(汗)
このあたりに命を懸けているギター弾きは、ついつい200万円払ってしまうんでし
ょうねぇ。小柄なサイズに似合わず、サランネットをぶんぶん揺らしてがんがん鳴り
ます。

☆ダンブルオーバードライブスペシャル・コンボ(右側、坂本さん所有のもの)
ルックスは、片岡会長のものを同じなんですが、意外なほどサウンドが、違ってます。
上記のアンプに比べてサウンドの帯域がちょっと狭く感じられました。ロック向きの
サウンドですね。シリアル番号が、ひとけたしか違わない事を考えるとやはりユーザー
に合わせてチューンしているようです。こちらも早い立ち上がりです。

☆Two−Rock エメラルドPRO
最新のTwo−Rockアンプ!あいかわらず、きめの細かいサウンドは素晴らしいの
ですが、横に並べられたダンブルと比べるとちょっと地味なサウンドに聞こえます。
スムースなサウンドは、ロック色が、足りなく感じてしまいました。(笑い)335な
どとの相性は、流石に素晴らしいですね。ダンブルを意識したという話だったのですが、
ちょっと分かりませんでした。長澤幹事長の自作のキャビは、10インチSPというこ
とで自分の好きな音というか、帯域が不足してものたりませんでした。昔からどういう
わけか、エレクトリックギターは、12インチじゃないといまいちみたいなんです。
そういう意味では、キャビ含めたトータルなチューニング(使用ギターもシングル/ハン
バッカーの違いを想定している感じがしました)されたダンブルとあの状態で比べるのは、
ハンデが大きいかもしれません。音の立ち上がりをもっと早くすることもできるという
ので、そのバージョンも弾いてみたいですね。お金を貯めなきゃ!


☆Two−Rock プロト
フェンダーデラックスリバーブを改造したTwo−Rockのプロトタイプのアンプです。
ひずみの幅が、大変広く面白かったのですが、いかんせんゲインを上げると発振してしま
うのが、残念でした。ルックスも年季が入ってて、かっこいいです。(^o^)
ちょっと出力が、小さく他のアンプの音に埋もれてしまい細かいチェックができなかった
のも心残りでした。

☆トレインレック・クライマックス
実物を見たのも弾いたのも今回初めてでした。大変美しいハードウッドのキャビに目が奪
われます。ボトムのエクストラSPも同じ感じでなかなかナイスでした。こちらもほとん
ど時間がとれず、あまり分かりませんでした。意外と近代的な音という印象を持ちましたが、
実際のところは、どうなんでしょうか?(爆)

坂本教授談・・
TRAINWRECK CLIMAXについて、基本設計は全てTRAINWRECKの創始者・ケン・フィッシャー氏に
よる物です。TRAINWRECK初のコンボ・アンプ(実は以前にもコンボが存在する)として友人で
あるKENDRICK創始者のジェラルド・ウェバー氏の協力・要請の元、100台限定、これまたTRAIN-
WRECK初のリバーブ、及び2-Channelsと言う初物だらけを搭載し私の知る限り3度のプロト・タイ
プを経て発売されました。ハワード・ダンブル同様ケン自らが設計・組立を行っているため完
成品の量産はKENDRICK社が行っています。ユニークな点としてパワー管がEL-34,6L6,6V6,5881,
6550,KT-66,KT-77,KT-88に全て交換可能(バイアス調整が必要)である事、クリーン・チャン
ネルに付いているTexas Teaポットによりクランチまでカバーできる事、リード・チャンネルで
は典型的なTRAINWRECKサウンドを生み出す事などが上げられます。発売後の追加オプションと
してはハードウッドをオーダーした人のみにキャビ(12x1or10x2)が発売されました。
また、代表的なモデルとしては、Express, Liverpool, Rocketがあり、基本的には全てヘッド・
タイプです。その他にはリクエストにより色々なオプションを装備したモデルも若干存在しま
す。一時は病気のため(現在も治療中?)少ない生産台数が更に少なくなりアメリカではとん
でもない金額で取り引きされているのを私も見た事があります、が、ご安心下さい。ダンブルと
違い、本人に直接連絡が取れますし、またオーダーも可能です。


☆フェンダーベースマン1960
良い音のする、フェンダーベースマンでした。すべては、ここから始まってますから、基本
といえば、基本なんですよね。今回音出しできませんでしたが、プレキシマーシャルととも
にヴィンテージアンプの基本というイメージでした。

☆、フェンダーツイン
これが、良い音します。古いストラトを繋いでせん○りサルみたいにずっと弾いていたくな
るようなサウンドです。(爆)最近こういう音に触れていなかったので、気持ち良かったです。

他にもプレキシマーシャルを始め、ボグナー、マッチボックスなど用意していただいたにも
かかわらず、音出し出来なかったアンプも垂涎ものばかりでした。また、試奏用に用意して
いただいたヴィンテージフェンダーストラト1954.1956,1957,1959,1960,1962他、(爆)
も良い目の保養になりました。特に片岡会長のストラトは、良いバランスでうらやましい限り
です。お宝エフェクターコーナーも面白かったですね。特にVoxのワウペダルでえぐいサウ
ンドが出るものを使わせていただいたのですが、非常に操作が難しく修行が足りませんでした。

2000年12月1日

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