翌日速攻で病院へ行きました。
レントゲンを撮るとこれまで肩に薄く見えていた石灰の影がしっかり袋状の形状
で写ってました。ひぇ〜〜です。相変わらず暢気な医者は、「痛いでしょう?
炎症止めの注射して、石灰溶かす薬も出しておきましょう。」だそうです。
もっと早く数年前に出して欲しかったなぁ。
でも、注射は劇的に効きました。その夜は腕を固定して痛みを防いだこともあり、
寝返りで痛い方へ向かない限りぐっすり眠ることができました。
病名は、「石灰性腱炎」というそうで、腱板というすじの中に石灰が沈着する事
によって肩関節周辺の炎症が起こりそれが原因となって疼痛、運動制限と言った
症状を引き去こす病気です。石灰沈着物が運動時摩擦を少なくするための注油機
構の働きをする肩峰下滑液包と言うふくろの底面 を刺激する事により炎症が滑
液包全体に波及するようになると肩の鈍痛が続き、次第に痛みが増加してゆき、
肩の運動制限が現れはじめ、遂には石灰沈着物が滑液包を突き破り包内に流失し
ていきます。痛みは頂点に達し、その激烈な痛みのためあらゆる方向の運動は制
限され衣服の着脱も困難になります。その後流失した石灰沈着が吸収され、炎症
が鎮静化自然修復されるんだそうです。
肩に白くあるのが、石灰が広がった肩峰下滑液包です
約1週間ほど三角巾で右腕を吊っていたので、仕事でPCを使う際にマウスを左
手で操作したんですが、これが大変で眩暈がしました。しまいには左手がつりそ
うになったりしました。(爆)不思議な事にギターは、ちょっと痛いくらいで普
通に弾けたりしたんですが、日常生活のほとんどの動作に支障を来たすものでし
た。現在、多少の痛みは残っているものの普通に生活できています。
何事もそうですが、失って初めてその有難味が分かるんですね。右手が使える
幸せを今実感しています。(数ヶ月したらすっかり忘れるんでしょうが・・)
2009年5月1日