自民党の歴史的な惨敗の日

総選挙が終わりました。
自民党の歴史的な惨敗という結果でした。
多分、国民の意識としては、「自民党にNOと言う」あるいは「自民党にお灸をすえる」
みたいなものだったのではないでしょうか?結果的に民主党が308議席という凄い数
の議席を獲得しました。たらればで言わせてもらえれば、もし自民党に代わる保守党が
存在したら、かなりの票がこちらへ流れたのではないか?と思います。

僕自身昔は全くのノンポリというか?政治に興味を持っていなかったのですが、仕事で
海外の状況を見たり、外国から見た日本の立場や状況を考えたりして、考え方が大きく
変わってきた経緯があります。戦後の日本の教育は左よりの教育者が多いこともあり、
かなりの左巻きなものであり、そういう教育を受けた僕を含めた日本人は、左巻きの
平和ボケ状態で生きて来ています。これまで多くの人たちが、命を懸けて、血を流して
守って来た日本という国の有難味をすっかり忘れてしまっているように思います。

学校で教えてくれない日本の歴史(特に近代)を知るにつれて考え方が所謂「保守」に
近いものに変わってきました。具体的に言うとリベラルから保守という感じであり、
例を挙げると「戦争が起こったらどこかへ逃げてしまおう」というものから「大切な
人たちを守らなければならない」へ変わってきました。その延長線上に日本という国を
大切にしなければならないという命題に辿りつきました。また、子供の頃は世界の人々
と仲良く分かり合えると思っていましたが、残念ながらそのような人々もいれば、そう
ではない人々も少なからず存在する事を知りました。自分と他人をしっかり区別する
大人の知恵も理解しました。日本人は、もっと沢山の事を学ぶ必要があると思います。

さて、今回政権を握る民主党が、主張している事柄を以下に列挙します。

・国会図書館へ「恒久平和調査局」の設置
(戦時中の日本の加害行為を調査し永久に保存する機関) 

・戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案の成立
(外国人が元慰安婦だと名乗り出ただけで、国家が謝罪と金銭の支給を行う)

・外国人参政権法案の成立

・重国籍容認
(韓国・朝鮮・中国籍を保有したまま、選挙権や被選挙権を含めた全ての権利を獲得できる)

・マスコミの総務省からの分離

・国立追悼施設の設置(靖国神社の尊厳排除)

・沖縄に一国二制度を導入
 (ビザ免除、中国・韓国との交流拠点、地域通貨の導入など日本から切り離す政策

・教科書採択を教育委員会から切り離し、現場教師の権限へ移行 (日教組要望)
 (つくる会などの教科書を完全排除し偏向教科書を蔓延させる)

・教員免許更新制度の廃止 (日教組要望)
 (思想・能力的に問題のある教師も一生教壇に立てる)

・全国学力テストの廃止・縮小 (日教組要望)
 (日教組教師の教育による学力低下の隠蔽)

これらは、堂々と 政策INDEX2009 としてHPに掲載されています。

今回民主党へ投票した有権者が、上記の意味をどれだけ理解しているのか?心配です。

これからの4年間でどれほどの変化が日本になるのか?分かりませんが、
なんらかの「保守政党」の再構築を心から望みます。

ついでに書いておきますが、一時期個人的に安倍さんや麻生さんに期待していたのですが、
結局、村山談話や河野談話を腐臭いや踏襲したり、靖国神社へ参拝しなかったりと中途半端
な対応で多くの保守派の支持を失ったと思っています。しっかりした信念を持って政治をや
ってくれないということが、よく分かりました。
また、マスコミも強力な印象操作を行って政権にダメージを与えることを痛感しました。
一部の人々はしっかりチェックを入れて偏向報道に反論しますが、大多数の人々には、最初
の印象が全てだったりします。このあたりを改善していかないと日本の未来は暗いように思
います。

2009年9月1日

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