富士山登山

7月18日木曜日、仕事を定時で終え、速攻で須走口登山口へ向かいます。

初めての富士山登山です。

シェルパ役(爆)の息子は、高校の集団登山の五竜岳から連続して山登り
です。午後7時前に自宅を出発。長野道、中央高速、大月回りで須走りIC
に到着。道の駅でトイレを済まして(笑)登山口駐車場へ登りました。
午後9時駐車場着。希望の駐車場に停める事ができ2時間程仮眠を取り
ました。高山病(正しくは高所順応)対策でもありますが、ポイントです
ね。登山道出発は、23時。

最近弾丸登山を批判されていますが、今回のスケジュールは、自分のニー
ズを分析した結果だったりします。ちなみに登山を始めた5年前から富士山
登山を計画していました。 まず、夏期のマイカー規制により平日で、かつ
雷の可能性の低い夜間から午前中の山行ということで、こうなりました。
実際ご来光目当ての夜間登山の人達で八合目から頂上まで渋滞すると思わ
れるんですが、(須走口は八合目で吉田口から登って来た人たちと合流し
ます)渋滞の中でのんびりご来光を拝むのもいいかと思います。(笑)

実は雷を避けるというのが、個人的には最優先課題だったりします。(汗)
小学生の頃阿蘇山の山の中で学校のキャンプで夕食のカレーを豪雨の中作っ
ているところに落雷があり、感電した経験があり、未だに雷が近くに落ち
るとかなりびびります。おまけにあんな非難するところが山小屋しかない
ような何もない場所で雷に遭遇すると思うとかなりの危険を感じます。

という訳で夜間登山は当然の選択であり、弾丸登山で問題になる高山病も
各高度でそれなりの休息を確保する予定なので、問題ないと思います。初
めて登った常念岳の山小屋で泊まった翌朝高山病っぽい頭痛を感じたんで
すが、未明の頂上アタックで登っているうちに頭痛も解消しました。(笑)
高山病だとしたら、高度を上げると悪化しそうなものですが、実際には、
見知らぬオヤジとひとつの布団で狭く暑苦しい一夜を過ごし、酸欠になっ
たためと思われます。(激爆) 日本で2番目に高い山である北岳でも高山
病はOKだったので多分大丈夫だと思いますが、念のために酸素缶5リッタ
ー2本持参しました。(結局使用しなかったので不良在庫になりそうです)
装備も毎度ビバーク上等なもので割と重めになっています。(ヒートテッ
ク、フリース、ダウンジャケットと雪降ってもOKです。)
唯一、長い下りで膝が耐えられるか?心配ですがリガードの膝サポーター
を持参しました。まぁ、一方的に下りなので、最悪だらだら下るもありだ
と思うのでOKです。

当日のの天気は晴れ。中央道から見えた富士山のシルエットは本当に美し
かったです。

夜間の登山は、常念岳の頂上アタックを一度経験していましたが、集団
で登ったため、心配は無かったのですが、今回は息子と二人で真っ暗な
登山道を歩くのは、ちょっと心細かったのですが、流石は富士山!1時間
ほど歩いていると先に歩いているグループなどの存在を知りちょっと安
心できました。五合目から上り始めるんですが、新六合目、本六合目、
七合目、本七合目と良く分からない名称の山小屋が沢山ありました。(笑)
まぁ、登山のペースを確認するのに大変便利でしたが、今回高山病を警
戒して自分の心拍数を一定以上にしないようにして登ったら異常に遅い
ペースになってしまい、ご来光を頂上で拝む予定が、9.5合目の山小屋
前で拝む事になりました。(汗)まぁ、非常に美しい朝日だったので、
別に頂上で見なくても良かったのですが、息子はちょっと不満そうでし
た。標高が上がるに連れて眼下に広がる景色が拡大していくとともに
徐々に雲海が成長し、太陽の光で染まっていく光景は、なかなかの見も
のでした。

1時間ほど予定より遅れて須走口山頂に到着し、直ぐにお鉢めぐり(火口
を一周すること)に出発!写真では見たことがあったんですが、やはり
実物の迫力は、圧倒的でした。妙に日の丸と日本と書かれた鉢巻をした
外人さんが多かったのは不思議でしたが、台湾の高雄から来た団体さん
とかもいて盛り上がっていました。

日が昇ると雲海も発達してきてなんだか空の上を飛んでいるような錯覚
を感じました。下界は曇り空だと思いますが、富士山頂はピーカンでした。

お鉢めぐりも無事終了し、砂走り下山道を通り下山しました。
下山する前にリガードの膝サポーターを装着したんですが、9合目くらい
から徐々に痛みが出てきて最後は、引き摺るような状態にまでになりま
した。膝サポーターが無かったら更に厳しい状況になったのかも?と思
うと恐ろしいです。

駐車場で少し仮眠をしてから、山中湖のジョナサンで昼食を摂りました。
体中砂だらけだったので、対岸の「石割の湯」で久し振りに温泉に浸か
りました。ここは伝説の「肛○打たせ湯」事件のあったところです。(爆)
ぬるい露天風呂が気持ちよく長湯してしまいました。

割と富士五湖道路は、慣れているつもりでしたが、登山を前提に富士山
を見たことが無かったので、夜山小屋に灯りが煌々と灯っているのに、
今回初めて気づきました。須走口の駐車場に到着し、仮眠をとって23時
に出かけるときには既に駐車場は満車で、翌日路上駐車の車が遥か下の
道までならんでいるのを見たときは、びびりました。散々歩いた後、車
が遠いのはちょっと・・です。

まぁ、無事に富士山登山できたことと素晴らしい天候に恵まれた事に感謝
します。

2013年8月1日

平川丈二は最近こんなことを考えている!
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