KANO 〜1931海の向こうの甲子園〜

「アゲイン 28年目の甲子園」、「バンクーバーの朝日」と野球映画が上映されていますが、
「KANO 〜1931海の向こうの甲子園〜 」という台湾映画、どうしても観たかった作品で長野で
も2月に上映されるんですが、ひと月待ちきれずにはるばる新宿で鑑賞しました。

内容は、台湾の弱小野球部を日本人の鬼コーチが、鍛えて甲子園に出場するという実話を元に
した作品です。色々と細かい瑕疵はありますが、高校野球が本来持っている、素晴らしさが、
しっかり描かれていたと思います。礼儀正しく、ひたすら全力で球に向き合う「一球入魂」と
いう言葉が浸みる映像でした。出演者は、5年以上の野球経験を条件にオーディションを行い
集められたこともあり、野球のシーンは吹き替えなしの迫力のあるもので、特に後半は甲子園
での試合を中心としたものだったため、結構大きなポイントだったと思います。

観ている間は気づかなかったんですが、上映時間が3時間を越えているんですね。それでも、
もっと長くても良かったと思います。むしろTVドラマで12話くらいでちょうど良いかも?
内容もちょっと盛り過ぎって感じもありますが、台湾と日本との幸せな関係が描かれてて、
非常にうれしくなりました。台湾では、教科書にも掲載されている八田興一が登場しますし
台湾の農業を良くするために品種改良をする高校の先生とか良い面てんこ盛りでした。
呉選手と上戸彩似の女の子との話は微妙でしたが、まぁサービスということで・・。


台湾盤ですが、日本語が付記されていたり、漢文読みで大体意味が分かります。

観ながらなんとなくノスタルジックな趣もあり、ALWAYS三丁目の夕日みたいな印象を持ったん
ですが、音楽が佐藤直紀さんでした。サントラも買ってしまいました。台湾盤の写真集付きの
ものでした。海角7号は、DVDを買いましたが、こちらはBDを買いたいと思います。

2015年2月1日

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