クルマのバンパー修理

信州の会社に勤めていると冬残業時間帯では、クルマの窓が凍結している事が結構あります。
暖機運転していたら10分程度で窓の氷も解凍できるんですが、急いで帰らなけらばいけない
時とかは、アイスカッターなどで氷をガリガリ削って視界を確保します。そうは言っても完全
に視界を確保する時間が無い事も多く、先月娘の駅へお迎えのお願い電話があり、会社の駐車
場で焦ってクルマを動かしたら死角にあった除雪の際に積み上がった氷の塊にバンパーをぶつ
けてしまい破損してしまいました。orz


割れたバンパー! 

縦方向に1/3程割れてしまったんですが、脱落しそうにはなかったので、そのまま娘のお迎えに
駅まで走ってみました。自宅まではなんとか帰れたので、朝いちばん極寒の中状況を確認する
と、ダメージは、1/3ではなく4/5程割れており(爆)、至急修理が望まれるという印象でした。

とはいえ、その日も会社があるので、補修のテープで応急修理を行い、週末までしのぎました。
経験上、樹脂成型品が割れた場合、接着剤でつなげても強度が不足し、再度同じ所で割れると
いう事があるので、材料(ポリプロピレン)に応じた接着剤(PPX 6gセット)を購入し、補強
用のガラス繊維セット(2液のエポキシ)でも裏から補強します。

ネットで接着剤などを購入し、休みの日に一気に修理をしました。
まず、取り説を印刷し外すクリップやネジを確認します。普段アクセスしない場所なので、雑巾
で清掃しながらの作業です。購入してから11年経過しており、樹脂物はかなり劣化しており、
クリップなども気温が低い事もあり、2〜3個割れてしまいました。(大汗)

前日雪が降って現場は大変でしたが無事に分解成功。割れたバンパーの状態を詳細に確認します。
フォグランプのところでなんとかひびが止まっていますが、4/5程割れています。orz
もともとバンパーの材料であるポリピロピレン(PP)って普通では接着剤で接着するのは難しい
材料なんですが、ネットでプライマーを使用することにより強固に接着可能というものを購入。
しか〜し、やっぱりいまいち強度が足りず、固まったと思ってもちょっと動かすと割れてしま
いました。もっともこの程度は想定内。(爆)


裏側のガラス繊維+エポキシ補修 

本命の裏側からFRPエポキシ樹脂で補強作戦を発動!
割れ目が動かないように表側をテープで固定し、裏側に2剤混合のエポキシ樹脂を塗りまくり、
その上にガラス繊維を貼り付けます。そのまた上にエポキシ樹脂を塗りまくり繊維を固めてい
きます。それを3回繰り返し、(3層になります)完成!FRPのボートなどもこれで修理できる
ほど強力らしいのでバンパー程度では、問題ないでしょう。

組立は、分解より時間がかかりましたが、無事終了。ネジが余る事(爆)もなく、しっかり作業
ができました。雪の中寒かったんですが、よく頑張りました。(笑)

表側は、ひびが見えてかっこ悪いですが、春か夏になってパテ埋め&塗装で少し綺麗にしてあ
げたいです。


暖かくなったら隙間を埋めてあげる予定です。 

2015年3月1日

平川丈二は最近こんなことを考えている!
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