日曜劇場「流星ワゴン」

昨年秋に熊本の父を亡くしてから親子物、特に父と息子物を気がつくと観ている自分がいます。
先月まで放送していたTBSの日曜劇場「流星ワゴン」(日曜よる9時放送)も全話欠かさず観ま
した。特に忠さん役の香川照之さんが素晴らしく、後半は涙なくして観る事ができない感じで
した。このドラマが視聴率がいまいちというのが、残念です。まぁ名作「空飛ぶ広報室」も数
字的には、いまいちだったので、気にしませんが・・・・。

実は、最終回のロケに僕もエキストラで参加しました。公式サイトに埼玉出張の前日のエキス
トラの募集があったので応募してみたら、当選の連絡がきたので、遥々神奈川県横須賀市久里
浜まで出かけてきました。ちなみに募集の情報は以下の通り。

【収録日時】3月1日(日) 12:00頃〜20:00頃<第2現場> 
(日中だけ・夜だけの参加でも可能です!)
【収録場所】都内【撮影シーン】会社員、看護師、医師
【募集対象】18歳〜70歳くらいまでの男性、女性
【演出上のお願い】医者を希望する方は、紺か黒のシングルのスーツを持参してください。

「【収録場所】都内」ってあったのに横須賀の南の端、久里浜駅前集合!(爆)
担当の方が申し訳なさそうに連絡されたのが印象的でした。

既に放送も終了しているのでロケ地情報もオープンにしてもOKだと思います。(ロケ地の病院
のサイトには、ロケの記事が掲載されていました。)久里浜駅からバスで約20分のパシフィ
ックホスピタルという海岸沿いの素晴らしいロケーションの病院で、福山中央病院という設定
でした。(外観は何故か岡山の渋川海岸で遠くに瀬戸大橋が見えてました。汗)

雨模様の中、バスで病院へ行くと既にエキストラの方々はスタンバイ状態(僕は1時間ほど遅れ
て参加)で、僕も直ぐに列の最後に加わりました。忠さんの病室の廊下で心配している丸忠コ
ーポレーションの社員の設定でした。エキストラの配置の関係で年齢の上の人をベッド近くに
配置するということで、遅く来た僕をベッド近くへ配置して頂きました。至近距離に香川照之
さんをはじめ、市川実和子さん、倍賞美津子さん、高橋洋さんがスタンバイされていました。

主人公の西島秀俊さん、息子役の横山幸汰くんが病室に飛び込んでくるシーンの撮影でした。
公式サイトに記事を書いている鬼軍曹さんや演出のジャイさんも生で観る事ができました。
凄いのは、1回の撮影で2〜3台のカメラで同時に撮影し、ここぞというシーンは、10回近く
テイクを重ねていたやり方です。驚きました。役者さんの集中力に脱帽です。特に忠さんが、
亡くなるシーンでは、廊下へ聴こえてくる台詞だけで、泣けてきました。魂の演技です。

公式サイトより
良いポジションゲットのおかげで結構映ってました。顔の大きさも思い知りましたが・・。

実際オンエアを観ると何気に数カット自分の姿が確認できました。(汗)驚いたのは、感動的
なよい演技だと思っていたカットが予想以上にカットされていたことです。せっかくの熱演が
もったいないと正直思いました。それだけレベルが高いんだろうなぁと思います。

この日は、市川実和子さん、倍賞美津子さん、高橋洋さんがアップということで、ちょっとコ
メントも聞く事ができました。倍賞美津子さんが地味に凄いのが印象的でした。

夜7時に終了し凄い大雨の中、久里浜駅へ向かいました。あまりの豪雨でバスを諦め、現場で
知り合ったエキストラの方々と乗り合いでタクシーを呼んだおかげで、非常に速く移動ができ
ました。その晩は、祐天寺の叔母の家へ泊めて頂いたんですが、東横線に乗り換える頃には、
小雨くらいになってました。それより、久里浜から武蔵小杉まで電車一本で行けるとは知りま
せんでした。渋谷駅といい、時代は変わっていくのが、実感できました。

2015年4月1日

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