ガットギター修理大作戦 その2



以前接着剤で補修したところで割れが発生!

人生初のガットギターを散々改造して遊んでいたんですが、とうとう先々月2度目のネック割
れ(前回補修した部分と同じところ)をやってしまい、大改造を伴う修理をやってます。

とりあえず、ネックをボディから外してみたんですが、素人のスキル不足でボディをちょっと
痛めてしまいましたが、ご安心ください。想定内です。(意味なく明るい平川)土日の空いて
いる時間しか投入していないこともあり、いまいち進捗はのろのろですが、ちゃんと復活させ
る所存です。

で、今月は、なんちゃってエレべーテッド・フィンガーボードのキーパーツである、ネックを
延長し、ボディの上でネックを支える「エレべーテッド・ブロック」を作りました。材料は、
この前フジゲンで頂いてきたI社のネックの端材を早速投入。(汗)
もともとボディとネックを繋いでいたダボをブロックにも付けて強度を確保しました。今回
ダボマーカーを購入したんですが、大活躍でした。ネックの仕込み角も心配でしたが、一度
合わせてみて、案の定酷かったので修正したら、ほぼOKになりました。


クランプでネックをボディに固定して弦を張ってみました。

念のために1弦と6弦を張って弦高さとオクターブが問題無い事を確認しました。ボディ部に
ヒールと繋ぐダボ穴を開けたらブロックとネックを接着したいと思います。


ブロックは意外と高級感あります。

ネックとボディを組み立てたら、それに合わせてヒールを残りのネックの端材を加工して制作
したいと思います。0.2mm幅の薄い鋸を今回購入したのですが、スキル不足で微妙に曲がって
切ってしまいます。(号泣)もう10年ほど愛用している鋸の方が綺麗に切れる事が分かり、
こちらの替え刃も購入しようと思ったんですが、替え刃も本体も値段が変わらなかったので、
結局新品1本注文しました。注文して2週間経過したんですが、まだ届いていません。(大汗)

結構カッタウエイの形状が曲線なので、材料の成型に時間がかかりそうです。でも間にメイプ
ルをサンドした材料の強度は、オリジナルより圧倒的に上がると思うので楽しみです。

2015年7月1日

平川丈二は最近こんなことを考えている!
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