VY250Fのプラモデルを作ってみました。


子供の頃プラモデルが大好きでした。大きくなったら田宮模型に勤めると思ってい
たんですが、オイルショックの時石油を原料にしているプラモデルの将来は暗いと
思い、プラモデルへの道は諦めました。それまでは、かなりの熱中度で熊本市内の
プラモデルを売っているお店を定期的に巡回してましたし、タミヤカラーも30色
以上使用して細かい塗装の技術も中学生としてはかなり抜きん出ていたと思います。

得意としていたのは、1/35シリーズのミニタリーもの、戦車や人形を中心としたも
のや1/700のウォーターラインシリーズなどでした。その他にもサンダーバードシ
リーズや飛行機なども好きでしたが、変わったものとして記憶に残っているのが、
自転車(電動フラッシャー搭載の当時流行りのもの!)やタイムトンネル!(フイ
ルムを照らして観る事ができる)マッハGOGOの走っていると回転するものなどです。
意外とクルマやバイクは作って無いと思います。怪獣系はガメラ(ゼンマイで動く)
ものを幾つか作りましたが、ロボット系はほとんど記憶にありません。

当時のプラモデルの成型は結構バリも多く、カッターややすりで削らないと隙間が
できたり、組み立てられなかったりするものが、多かったような気がします。現在
のガンプラなどの精度や出来を見ると隔世の感があります。

上記オイルショック以降、僕の興味はプラモデルからギターへ移行し、沢山の塗料
や工具も過去のものとなってしまいました。改めてプラモデルを作ろうと思うと、
上記の工具や塗料が必要になると思ってしまい、腰がどうしても重くなってしまっ
ています。転機となったは、映画「永遠の0」で空母赤城が大好きなって、作るの
にかなり難度が高いと言われているハセガワの1/700モデルを衝動買いした事でし
た。(汗)作る以上ちゃんと作りたいと思い、徐々にリハビリを進めています。

ネットでお安く売っていた、スターウォーズのXファイターやスターデストロイヤー
、ウルトラセブンのウルトラホーク1号などを作ってみました。最新の金型による
プラモデルは、ディティールも素晴らしく、感動する程でした。

GWにタミヤのホンダVT-250Fインテグラの1/12モデルを熊本の兄からもらって、
80年代に僕が愛用していたVT-250Fのプラモを作ろうと考え、作ってみました。
ベースにするモデルはアオシマの1/12のホンダVT-250F。
買って気付いたのは、このモデル自体は色が黒で、僕の愛車は白と青に塗り替えると
付属のデカールがほとんど使えない事でした。(爆)しかたなくPCでプラモに付属の
ものをスキャナーでスキャンしてトレースしてドローソフトを使ってでっち上げまし
た。(爆)かなり適当でしたが、パソコンで作らないと、この精度や精密度は、でき
なかったと思います。こちらも隔世の感大です。

ちなみにバイクのプラモを作るのは、初めてでしたが、復刻物のためか?バリが多
いのと、微妙に合わせが歪んでおり、洗濯バサミで押さえたりして、結構無理やり
組立てました。(爆)最も苦労したのは、塗装で、マスキングしたテープで折角塗っ
た塗料を剥がしたり、接着剤が付いた指でクリア部品を触って駄目にしたりとさん
ざんでした。orz 結局パテやコンパウンドとか追加購入してみましたが、技術が
足りなくいまいちな出来でした。(上記クリア部品は、コンパウンドで磨いている
うちにクラックが入りNGになり、結局補修パーツを注文しました。)

あと、塗料は10年ほど昔にサンダーバードの基地を作った際に久しぶりに買い集
めたエナメル系のタミヤカラーを使おうと思っていたんですが、全部固まっており
使用不可能でした。仕方が無いので近所のホームセンターで買おうと思ったら、ア
クリル系のタミヤカラーしか扱ってなく、アクリル系はどうも斑が気になるイメー
ジがあったんですが、世の中の流れと思い、必要な塗料と薄め液など約10個ほど
購入しました。ベースの白のスプレーは、クルマの補修用に購入していたものを流
用してみましたが、残念ながら艶が全然不足しており、補修後タミヤカラーのスプ
レーを使い塗装しました。アクリル系は、特に塗料の隠ぺい性が低く苦労しました。
¥2000円くらいのバイクのプラモにトータル¥4000円程の塗料や工具を購
入してしまう自分を予想していたとはいえ、笑ってしまいます。(爆)

製作中に何度も倒したりして華奢な部品を折りまくったので、完成後はダイソーで
¥300円で購入したケースに入れて飾っておきたいと思います。最初はセンタース
タンドで飾るつもりだったんですが、後輪が浮いてかっこ悪いので、木製の台座を
作ってケースにボンド付けしました。(笑)

組み立て終わってからですが、僕と同じ事を考えて黒から白青へ塗り替えていた方
をネットで発見しました。明らかに僕より上級者で、仕上がりが素晴らしかったで
す。まぁ、やっていることは大差ないのですが、「技術」の差を感じます。(笑)

バイクとかクルマは、ピカピカな艶が必要なんですね。戦車や飛行機しか作ったこ
とがなく、どちらかというと「汚し」をやっていたので、真逆な方向なんです。
おまけに自作のデカールのデータも公開されていたので、もっと早く見つけていた
ら楽出来たなぁと思いました。

次は何時になるのか?分かりませんが、タミヤの「永遠の0」特別版 1/72 零式艦
上戦闘機 二一型を作ります。最終目標ハセガワの1/700空母赤城への道は結構遠そ
うです。(汗)


2016年7月1日

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