ビタミンCのサプリメント


「ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く」
(講談社+α新書) 生田 哲著

もう10年ほどビタミンCのサプリを愛用していますが、個人的には非常に効果
がありました。年に数回風邪で寝込んでいたのが、風邪をひいても調子悪い程
度で乗り切れています。かなり自己流の処方だったんですが、この本は、ビタ
ミンCの大量摂取に関する歴史や論文を紹介していて、大変参考になりました。

僕自身のこれまでの知識として

・ビタミンCは、天然ものでも合成物でも全く変わらない。(分子的に同じもの)
・ビタミンCは、一定量を超えると尿と一緒に排出される。(時間を空けて摂る)
・ビタミンCは、利尿効果がある。
・ビタミンCは、免疫力をアップする。
・ビタミンCを大量に摂取してもシリアスな副作用はない。

程度の認識でビタミンCを摂取していたんですが、この本により
以下の知識が加わりました。(笑)

・経口投与と点滴投与で血中濃度は、100倍以上の差がある。
 (経口投与には限界があり、ガン治療では点滴を使う。)
・ビタミンCの経口投与の限界は腸管耐容量(下痢になる)で決まるが、
 病気などで必要量が増えるとその限界量も増える。
・ビタミンCの点滴による治療は保険外であるが、ガンなどの治療に効果がある。
・ビタミンCがガン治療に効果があるというメカニズムは、
 がん細胞のエネルギー源は、ブドウ糖であり、アスコルビン酸とブドウ糖
 の構造式が瓜二つで、アスコルビン酸(ビタミンC)は、がん細胞に有害で
 あるそうです。糖質(ブドウ糖)制限した状態でのビタミンCの点滴投与は、
 ガン治療に非常に有効であると想像されます。(がん細胞が、ビタミンCを
 取り込み自滅する!)
・ビタミンCの摂取量は、腸管耐容量近くでより効果があるため、日常的に
 多めの摂取が望ましい。ただし、個人差が20倍程度はあるそう。

個人的には、ビタミンCで下痢になった記憶がないので、自分の限界はどれくら
いの量なのか知りませんが風邪をひいたときなどに1回1gを2時間間隔くらいで
飲んでたりすると病状が軽減されます。

もしかすると倍の2gの方がより効果的なのかもしれません。この10年ほどは、
ほとんど風邪をひいていませんが、次回風邪をひいたとき試してみたいと思いま
す。(笑)

2016年12月1日

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