本物の映画館のスクリーンの前で演奏!
ディズニーアニメで有名な作品の実写版ですが、1995年にNYで舞台版も観ている
ので、注目していた作品です。ヒロインは、ホリポタのハーマイオニー役で有名
な女優、エマ・ワトソン。この子は、子供の頃から映画で見ていることもあり、
どうも親戚のおじさん的な気持ちになってしまうのは、不思議な感じです。(爆)
アニメ版は解説不要でしょうから、もう20年前になりますが舞台版について触れ
ておくと、着ぐるみ多めのミュージカルという印象でした。個人的には、なかな
か良い出来で特に野獣の呪いが解けて人間へ戻るシーンは、大魔術状態でなかな
かのみせばになっていました。構成もアニメ版とほぼ同じでスムースでした。
今回の実写版は、思いの外アニメ版より追加のエピソートがあり、村の景色やパ
リの街並みなどの雰囲気は、いい感じでした。出演者も舞台版の着ぐるみではな
く、CG中心と作り込みは充分でした。(ちょっと気持ち悪い感じもしましたが)
地元高校の吹奏楽部の演奏があるイベントの上映を観たため、吹き替え版だった
のが、かなり残念でした。なにより日本語の曲へのはまりかたがかなり駄目で、
後日機会があれば、字幕版を見直そうと思っています。
あと、ポリティカル・コレクトネスの流れなんでしょうが、大昔のフランスの話
なのに黒人の村人が沢山でているのも違和感を感じました。以前にもレ・ミゼラブ
ルでアジア人のフォンティーヌ、黒人のジャベールのビデオを観て同じような印
象を持ちましたが、こういう流れは、止められないんでしょうか?
たまたま、行きつけの映画館のインフォメーションで地元高校の吹奏楽部の演奏
の事を知り、予約して出かけたんですが、思ったより観客は少なく、8割程度の入
りでした。昔、ホールで映画に合わせた演奏を観た事がありますが、今回のように
「本物の映画館のスクリーン」をバックに演奏するのを観るのは、初めてで妙に
期待して観に行ったと思います。演奏の出来は、まずまずだったと持いますが、会
場の音響が、思った以上にデッドでちょっと可哀相な感じでした。
2017年5月1日