信州ギター祭り2021


信毎ガーデンへは、自転車で出かけました。

今年も信毎メディアガーデンで豪華10ブランド集結で開催されました。
僕は、初日のお昼から観に行きました。こんな地方で有り得ないくらいの豪華
ギターが150点ほどの展示があり、試奏・即売ありとという恐るべしイベン
トです。まさに信州ならではのイベントで、だらだら2時間半も会場をうろう
ろしてしまいました。(汗)


初日の午前中ですが、なかなか盛況でした。

国内製造のギターですと価格帯としては、20万円〜60万円になります。約
150点というと単純計算で¥4500万円です。(汗)もし地震でもあった
ら数百万円の被害になりそうです。正直言って買えそうに無いギターばかりで
すが、観たり弾いたりするのは無料なので幾つか持たせてもらったり弾かせて
もらったりしました。
もはや、信州を代表するビッグネームになった「Sugiギター」さん、「T'sギタ
ー」さんを始めモモセさんとかレッドハウスさんとかのイベント向けに製作さ
れたものを含めなかなか観たり・触れたり、弾いたりする機会がないものがほ
とんどなので、テンション上がりまくりでした。実は今年に関しては幾つか興
味のあるものを中心に試奏させていただきました。


こちらは、豪華T'sギターさん。

そのテーマの一つが「ヴィンテージ系・ストラト」でした。
「外見よりも出音のヴィンテージ系のものってどうかしら」という質問を幾つ
かのブースでさせて頂きました。ヒストリーのブースで「今回TSUBASAギター
さんと初めてコラボしましたが、ヴィンテージ系のレベルが素晴らしい」と教
えていただいたので、TSUBASAギターさんのブースで2本ほど試奏させて頂き
ました。いずれも好感触で特にレッド・レリック・ストラトは、本当に素晴
らしかったです。


TSUBASAギターさんのレッド・レリック・ストラト

もうひとつは、ネットで観たSuzukaギターさんの裏側からチャンバー部を繰り
抜いたホロウ・ボディのギターを試奏したかったんですが、ブースのアンプが
Akgのダンブル・クローンのアンプで正直言ってサウンドチェックにならなか
ったので、ちょっと評価は無しとしました。(大汗)本当に「ダンブル・クロ
ーン」と名乗っているもので、納得のいくものって少ないですね。ダンブル・
クローンとして真価を発揮できる場ではなかったと思います。


Suzukaギターさんのホロウ・ボディのギター

上記10ブランド以外なんですが、何故か?BOSSのブースもあり、例の「EURUS
GS-1」を試奏することができました。よくもまぁこのギター本体に「全部入
り」にしたなぁと思いました。ギター本体は、2点支持アームにロックペグ。
ダイレクトマウントのP.U.と上位機種のスペックでなかなか良かったと思いま
すが、シンセのサウンドが、SY系にしか聴こえなかったのでちょっと苦手でし
た。SY-200とIR-200も試奏しましたが、正直言ってピンときませんでした。
GT1000COREもついでに試奏しましたが、評判どおりのクオリティの高さでした。
ブースの説明員として岐阜在住のプロのギタリストの方と機材の趣味が似てて
機材ネタで盛り上がってしまいました。すみません、以後気をつけます。


BOSS のEURUS GS-1

で、その機材ネタ 信州ギター祭りでBOSSのブースで説明員をやっていたプロのギタリストの方と
機材ネタで盛り上がってので、忘備録として書いときます。
この方の使用機材を聞いて非常に自分と好みが合うなぁと思っていろいろとお
話しさせて頂きました。岐阜在住でレッスンやサポートで活躍されているそう
で、メインの機材としては、レスポール、ストラト、PRS,アコギで一通りカバ
ーできており、アンプはケンパーでPA出しとモニターで別に設定して使ってい
るそうです。以前は真空管アンプを使用していたそうですが、トラブルが少な
いケンパーへ移行していったんだそうです。エフェクターは、GT1000coreとケ
ンタウロス・クローンを使っているそうです。特にケンタのブースターとして
の効果はやめられないそうです。(笑)

ケンパーユーザーということで、いろいろと裏技を教えて頂きましたが、僕の
現在のメインは、BOSSのGT001だったりするので、今後の課題にさせ
ていただきます。
GT100でさえでっかくて使う気になれないのにGT1000とかは、検討
の余地もなかったんですが、GT001みたいなコンパクト版でGT1000
coreが、気になっていました。今回BOSSのブースで実際に音を出させてもらっ
た印象では「ハイクオリィティで高解像度」というもので、僕みたいなアマチ
ュアがどこかでこれを使ってもGT001との違いは誰にも分らないような気
がしますが、今後検討したいと思います。


SuzukaギターさんのブースにAKG製のダンブルクローン

SuzukaギターさんのブースにAKG製のダンブルクローンが2台置いてあった事も
あり、ダンブルやTwo Rockの話も出てきました。思い返せば、2000年の
11月に遥々高知までダンブルを始め豪華アンプとギターを弾きに行ったんで
すね。参加メンバーも恐るべしで当時のTwo Rockの日本総代理店の長澤名人
(今は、ストリングス・ドライバーなどギターキャビ作りの巨匠になってます
が、当時の本職は土建屋さんでした)、片岡会長(ダンブル4〜5台、ヴィン
テージギターも沢山所有)、坂本教授(片岡会長と以下同文)、峰岸師匠(僕
のギターの唯一の師匠で、昔バーストを持っていたそうで、300万くらいで
譲ってくれと言われて「儲かった」と思って譲ったら10年後くらいにふざけ
た値段で楽器屋に並んでて血管切れそうだったそうです、珍しい6V6のダンブル
アンプも所有されています)、林さん(フリーザトーンの代表者、ピート・コ
ーニッシュのお弟子さんだそうで、当時ダンブルアンプのメンテを担当されて
いました)

メンバー全員異常に耳が良いのが驚きな上にびっくりするほどいい音を出すん
ですね。ダンブルって弾いているものが、音に出て全部バレる感じで、弾いて
て恥ずかしかったです。(大汗)ただ、いい音を出すだけでも気持ちが良くて
結構な時間弾かせて頂いて感謝です。(交代しながら結局5時間くらい弾きま
くりでした、普通長時間爆音に曝されると耳がバカになるんですが、この時は
気にならなかったです。)メモに残っている機材一覧は以下の通りです。

アンプはTwo-Rockエメラルド、K&Mからいただいたアンプ(なんとプロトタイプ)
、 ダンブル7台、フェンダーベースマン1960、プレキシマーシャル、トレインレッ
ク・クライマックス、ボグナーその他。
ギターはフェンダーストラト1954.1956,1957,1959,1960,1962他、
ギブソン・レスポール(P-90)、

ダンブル7台のうち3台は、本当に素晴らしくてこのレベルのものってオーナ
ーが死んで遺品処理とかじゃないと市場に出ないんじゃないかと思います。一
般的には、Two-Rockエメラルドも評価は高いと思いますが、ダンブルと比較す
るとコンプがかかって聞こえるって初めての経験でした。後に峰岸師匠(Two-
Rockオパールを所有)のご自宅で6V6ダンブルを弾かせて頂いた時も同様の感覚
があったので、そういう特性だと思います。
あと、ヴィンテージギター、特にコンディションの良いものをまとめて弾いた
のはその時が初めてだったと思います。それまで、というか?今もそうですが、
楽器店で売っているヴィンテージ・ギターの半分以上がコンディションがいま
いちで、あまり音も魅力的ではないものがほとんどだと思います。この時に片
岡会長がメインで使っているストラトは、本当に良く鳴るギターでこれでダン
ブルコンポから出てくる音は、今でも記憶に残っています。残像が強烈だった
ためか?この時にヴィンテージギターへの興味を失った感じがします。結果ジ
ェフ・ベック・シグネチャー・ストラトみたいなコンテンポラリーなものへ向
かったように思います。
(PRSは良いと思いつつ、高くて買えませんでした。(笑))

2021年12月1日

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