フランケン・ストラト その2


完成の図

今年1月のジェフ・ベック先生の訃報で凹んでいた頃、片付けものをしていた
際にストラトのパーツが結構手持ちにあって「一台組めるな」って思って始め
てしまいました。

フランケン・ストラト(その1)


結局ネックはアイロンの刑となりました。

ネックの逆反り対策、「恒温槽」での矯正ですが、結果いまいちでした。
で、結局久しぶりにネックをアイロンの刑に処しました。

結果は、理想とは程遠い順ぞりだけど、軽く波打っているダサいネックになり
ました。とりあえず許せる範囲のびびりまで漕ぎ着けたので、本格的にアッセ
ンブリを組みました。

ウィルキンソンのミドルピックアップが、逆巻きになっててハーフトーン時に
ハムキャンセルになるというものを買ってみました。なんとなく蝋付けされて
いる感じでしたが、念のため自分でも蝋付けやっときました。(汗)フランケ
ン君がいまいちネックが逆反りなので、ちゃんと調整できているプレイテック
のローステッドネックのストラトに搭載してピックアップのチェックをしてみ
ました。このギターは、ハンバッカーに落ち着いていて、トータルでいまいち
な印象のギターだったんですが、ウィルキンソンを取り付けたらこちらの方が
好印象でした。使えるレベルになった印象です。で、ウィルキンソンは、フラ
ンケンストラトに搭載しました。(爆)優先順位はこちらなので・・。



ヘッドのデザインは、こんな感じです。

ボリュームポットは、ちゃんとCTSのものを使いました。フリーフローティン
グスクリューも調整を詰めていったらまぁまぁのレベルまで来ました。出音は、
ボディよりイナーシャブロックの影響の方が大きいと考えていたのが当たって
いるような音でした。このギターのボディは、普通使わないような密度の低い
材料で手で叩いた音はレスポンス良い感じですが、従来低音が出ないと言われ
るようなものだと思います。重めのブロックのため、多少少なめのレベルで低
音も確保できているようです。過去にもっと低音が出ないストラトを弾いたこ
ともあるので、充分ありです。(笑)倍音としては、ハンバッカーより倍音多
めの音色が好みです。ヴィンテージ感はほぼないですが、まずまずでした。弦
のゲージは太めの010-046のものにしてガッツがある感じになりました。

昭和歌謡バンドの練習で使ってみましたが、問題なく乗り切れました。フェン
ダーのジェフベックシグネチャーストラトと比べるとかなり劣りますが、これ
から改善していく予定です。何より3kg以下の重量は腰痛持ちとしては有難い
です。

2023年6月1日

平川丈二は最近こんなことを考えている!
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